PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

タワーマンションの弱点?

2012-02-09 18:56:13 | 日記
 私も知りませんでしたが、超高層マンションのウィークポイントは、軽量化を

図るために構造体と非構造体は別の素材でつくられており、一体になっていないそうです。

(ただし最近建てられた守口市大日にあるサンマークス大日は違う建て方をしています)

この一体になっていない事が弱点と言われているそうです。タワー型超高層マンション

も含め、全ての建物は常に風圧を受けています。海抜からの高さが高くなるほど、風圧

は高くなります。このため超高層建築物は、揺れることで受ける風圧を軽減させる構造

になっているのです。

 常に(微妙に)揺れているということは、床と界壁も動きます。一体化していなければ

床と界壁の取り合い部分に力がかかってすき間が生じ、さらには経年による進行により

遮音性能の低下が考えられます。

 雨漏りの発生率も高いそうです。超高層マンションは、軽量化のてめ非構造壁である外壁

に気泡の入った軽いコンクリートパネル(ALC)を並べて、そのパネル間をコーキング材で

埋めるという工法を採用している例が多く見受けられますが、実はこのコーキング材がくせ者

で、紫外線や風雨による劣化を起こします。劣化するとひび割れをおこし、雨水の浸入、つまり

雨漏りが発生する可能性があります。コーキング材の耐用年数も長くなってきており10年もつ

コーキング材もあるようですが、いずれにしてもコーキング材の耐用年数が過ぎてしまうと補修

工事が必要となります。

 新築の超高層マンションで竣工して1年も経たないうちに雨水の浸入が発生した例もあるそうです。

眺望のよさやグレード感から人気が高い超高層マンションですが、遮音性能や雨漏りなどのリスク

も理解下上で検討してみるべきです。ただ、最近の高層マンションはその弱点を克服しつつあり

ますので、販売をしている営業マンにその弱点をどうしているのか聞いてみて下さい。


では、本日も読んでいただきありがとうございます。