血統的には「スタミナ+瞬発力」タイプで、出来れば「ミスプロ系」を持った馬がよさそうなのは分かった。
が、水上学氏が血統傾向からの読みをパスしているように、問題は「レースの展開」である。
スローになれば、瞬発力を重視しなければならないし、ハイペースならスタミナを重視しなければならない。
というこことで、今回は「春天の展開予想」を。
☆春天~他力本願シリーズその6☆
清水成駿公式サイト:SUPER SELECTION~上田琢巳のラップトリックより抜粋。
「出でよ、真のステイヤー
(前略)
今週は天皇賞。今、長距離界は少々寂しい。なにせ15F(3000m)超のGIと言えば、3歳限定の菊花賞と天皇賞春の2鞍だけ。ステイヤーの育つ環境ではない。GIはマイラー、中距離馬に合わせた番組。世界の最高峰と言われる凱旋門賞や他の主要レースがそうなら流れに逆らうわけにもいくまいが、本物のステイヤーの走りを知る者にとってはやはり不満がある。
道中にハロン13秒台のない15F超のレースがメッキリ少なくなった。菊花賞には見当たらず、天皇賞も03年ヒシミラクルと05年スズカマンボのみ。かつては、菊花賞で94年ナリタブライアン、天皇賞で89年イナリワンや93年ライスシャワー、97年マヤノトップガンといったステイヤーがこのパーフェクトラップ(ハロン13秒台なし)を刻んでいた。もちろん、こういう本物のステイヤーが必ず天皇賞春を勝てるわけでもない。その年によって、ラップが違ってくるからだ。
道中、ハロン13秒超を何ハロンも刻むような中だるみの長丁場なら、必ずしもステイヤーでなくても勝てる。中距離馬でも、息が入れば瞬発力を生かして勝つケースも決して少なくない。ステイヤーを育てても、もうけがなくては話にならない。中距離馬なら、長丁場にもマイルにも対応できるという思惑もある。象徴的なのがサンデーサイレンス産駒(だった)。選択肢が広がればGI勝ちも増えてデッカク稼げる。今、本物のステイヤーがほとんど見当たらないのも納得だ。
アグネスタキオンがスプリンターズSか高松宮記念を制し、ダービー、菊花賞を勝てば、サンデーに近づけるが、今年の天皇賞はタキオンはいなくとも、サンデー系(母の父含め)はズラリと並ぶ。その中に本格的なステイヤーは存在するのか。ここ一番、やはり頼れるのはSS系だろう。現に、今季GIも全てSS系がVゴールをかっさらっている。
・アイポッパー(母の父)
・ポップロック(同)
・アサクサキングス(同)
・ホクトスルタン(同)
・アドマイヤフジ(父SS系)
・ドリームパスポート(同)
の各馬には特に注目している。
SS直仔のアドマイヤメイン、トウカイエリートもいるが、ガチンコでは厳しい。前出のSS系から◎を選ぶことになろう。できれば、ステイヤー色の強い馬を、と考えている。
従ってレースの流れはできればタイトなものを期待する。要するに、道中の緩みの少ないパターンだ。スタミナに比重のかかる流れになると、中距離タイプも厳しくなる。スピード持続力を裏付けるデータが不可欠になり、自ずと有力馬は絞られてくる。
そのためにも、理想は先行2頭、アドマイヤメインとホクトスルタンの刻むラップということになる。仮にAメインが離し気味に逃げ、2番手ホクトがマイペースを守ったとしても、大きくラップが落ちるとは思えない。ホクトが菊花賞、前走サンシャインSで刻んだ前3Fが36秒3、36秒1。この馬も後続に接近追走されるより、少し引き離してこそ味のあるMペース志向。ちなみにサンシャインSは前6F1分12秒6→後6F1分14秒0の前傾ラップによる6馬身ぶっちぎりだった。目下の勢いからすれば、Aメインを制して、この馬がペースメーカーを務める可能性もある、父メジロマックイーンのステイヤータイプ。自身の活路がスピード持続比べのステイヤーの流れなら、中距離馬にはつらいレースになる。ひとまず想定しているのがコレ。
決めているのがアサクサキングスの○か▲とメイショウサムソンの?印だけ。アイポッパーかドリームパスポートかホクトスルタンか、ポップロックか。あと1日半のうちに迷いを断ち切るしかない。」
展開予想というよりも、これは上田氏の願望と言うべきか?
だが、かなりの確率で上記の展開になるのではないかと思う。
ということは、若干ながら瞬発力よりもスタミナに重きを置いた血統が良いのではないだろうか。
「アドマイヤメインはガチンコでは厳しい」ことは百も承知。
だから超大穴になるのだから。
ただ、SS×ヘクタープロテクターの配合が「スタミナ」型なのかどうなのか?
それだけが問題だ。
=つづく=
が、水上学氏が血統傾向からの読みをパスしているように、問題は「レースの展開」である。
スローになれば、瞬発力を重視しなければならないし、ハイペースならスタミナを重視しなければならない。
というこことで、今回は「春天の展開予想」を。
☆春天~他力本願シリーズその6☆
清水成駿公式サイト:SUPER SELECTION~上田琢巳のラップトリックより抜粋。
「出でよ、真のステイヤー
(前略)
今週は天皇賞。今、長距離界は少々寂しい。なにせ15F(3000m)超のGIと言えば、3歳限定の菊花賞と天皇賞春の2鞍だけ。ステイヤーの育つ環境ではない。GIはマイラー、中距離馬に合わせた番組。世界の最高峰と言われる凱旋門賞や他の主要レースがそうなら流れに逆らうわけにもいくまいが、本物のステイヤーの走りを知る者にとってはやはり不満がある。
道中にハロン13秒台のない15F超のレースがメッキリ少なくなった。菊花賞には見当たらず、天皇賞も03年ヒシミラクルと05年スズカマンボのみ。かつては、菊花賞で94年ナリタブライアン、天皇賞で89年イナリワンや93年ライスシャワー、97年マヤノトップガンといったステイヤーがこのパーフェクトラップ(ハロン13秒台なし)を刻んでいた。もちろん、こういう本物のステイヤーが必ず天皇賞春を勝てるわけでもない。その年によって、ラップが違ってくるからだ。
道中、ハロン13秒超を何ハロンも刻むような中だるみの長丁場なら、必ずしもステイヤーでなくても勝てる。中距離馬でも、息が入れば瞬発力を生かして勝つケースも決して少なくない。ステイヤーを育てても、もうけがなくては話にならない。中距離馬なら、長丁場にもマイルにも対応できるという思惑もある。象徴的なのがサンデーサイレンス産駒(だった)。選択肢が広がればGI勝ちも増えてデッカク稼げる。今、本物のステイヤーがほとんど見当たらないのも納得だ。
アグネスタキオンがスプリンターズSか高松宮記念を制し、ダービー、菊花賞を勝てば、サンデーに近づけるが、今年の天皇賞はタキオンはいなくとも、サンデー系(母の父含め)はズラリと並ぶ。その中に本格的なステイヤーは存在するのか。ここ一番、やはり頼れるのはSS系だろう。現に、今季GIも全てSS系がVゴールをかっさらっている。
・アイポッパー(母の父)
・ポップロック(同)
・アサクサキングス(同)
・ホクトスルタン(同)
・アドマイヤフジ(父SS系)
・ドリームパスポート(同)
の各馬には特に注目している。
SS直仔のアドマイヤメイン、トウカイエリートもいるが、ガチンコでは厳しい。前出のSS系から◎を選ぶことになろう。できれば、ステイヤー色の強い馬を、と考えている。
従ってレースの流れはできればタイトなものを期待する。要するに、道中の緩みの少ないパターンだ。スタミナに比重のかかる流れになると、中距離タイプも厳しくなる。スピード持続力を裏付けるデータが不可欠になり、自ずと有力馬は絞られてくる。
そのためにも、理想は先行2頭、アドマイヤメインとホクトスルタンの刻むラップということになる。仮にAメインが離し気味に逃げ、2番手ホクトがマイペースを守ったとしても、大きくラップが落ちるとは思えない。ホクトが菊花賞、前走サンシャインSで刻んだ前3Fが36秒3、36秒1。この馬も後続に接近追走されるより、少し引き離してこそ味のあるMペース志向。ちなみにサンシャインSは前6F1分12秒6→後6F1分14秒0の前傾ラップによる6馬身ぶっちぎりだった。目下の勢いからすれば、Aメインを制して、この馬がペースメーカーを務める可能性もある、父メジロマックイーンのステイヤータイプ。自身の活路がスピード持続比べのステイヤーの流れなら、中距離馬にはつらいレースになる。ひとまず想定しているのがコレ。
決めているのがアサクサキングスの○か▲とメイショウサムソンの?印だけ。アイポッパーかドリームパスポートかホクトスルタンか、ポップロックか。あと1日半のうちに迷いを断ち切るしかない。」
展開予想というよりも、これは上田氏の願望と言うべきか?
だが、かなりの確率で上記の展開になるのではないかと思う。
ということは、若干ながら瞬発力よりもスタミナに重きを置いた血統が良いのではないだろうか。
「アドマイヤメインはガチンコでは厳しい」ことは百も承知。
だから超大穴になるのだから。
ただ、SS×ヘクタープロテクターの配合が「スタミナ」型なのかどうなのか?
それだけが問題だ。
=つづく=