ダービー馬ディープブリランテが故障で回避し、ゴールドシップ「一強」となってしまった今年の菊花賞。
単勝1倍台の圧倒的1番人気で、1枠1番。その葦毛の馬体からは1枠の白を連想させ、「葦毛伝説第四章」の始まりを予感させる。タマモクロス、オグリキャップ、そしてメジラマックイーンに続く葦毛伝説を継承するのか。個人的には、ビワハヤヒデが第四章だと思っているので、ゴールドシップは第五章と思うのだが。
それはさておき、競馬には絶対はないことは絶対に忘れてはいけない。
あのオルフェーブルだって、負けるのだ。
「一強」になることにより、ウチパク自身も目標がいなくなり乗りづらくなっただろうし、他の騎手達も未知の距離3000mで一発かましてやろうと腕を撫している。
そういえば、この雰囲気は今年の春天に似てはいまいか。
圧倒的1番人気のオルフェーブルが後方待機に構えたお蔭で、他の馬も動くに動けず金縛り状態。結果、波乱を演出したのは先行し3角から捲りに出たビートブラック。
「展開は全てを凌駕する」ことも、絶対に忘れてはならない。
これだけ一本被りだと、ゴールドシップの2着付にした馬単で高配当がズラリと並んでいて涎が垂れそうだ。
馬券圏外から消えることも視野に入れて、重箱の隅をつついてみる。
■前走■*過去10年
神戸新聞杯:8-6-6-46
セントライ記念:0-2-2-38
京都大賞典:0-1-0-0
札幌記念:0-1-0-2
九十九里特別(1000万):1-0-0-3
野分特別(1000万):1-0-0-1
みなさんご存じの通り、前走神戸新聞杯組が圧倒的に優勢。ただし、神戸新聞杯優勝馬は05年ディープインパクト、11年オルフェーヴルの2頭しかいないのも、ご承知のとおり。
<神戸新聞杯優勝馬の菊花用での成績:2-2-0-3>
02年シンボリクリスエス…不出走
03年ゼンノロブロイ…4着
04年キングカメハメハ…4着⇒不出走
05年ディープインパクト…1着
06年ドリームパスポート…2着
07年ドリームジャーニー…5着
08年ディープスカイ…不出走
09年イコピコ…4着
10年ローズキングダム…2着
11年オルフェーヴル…1着
12年ゴールドシップ…?
神戸新聞杯⇒菊花賞を連勝するには、他を圧倒するほどの強さを備えた三冠馬でないと、無理ということなのだろうか。
■人気■*過去24年
%は左から勝率、連対率、複勝率の順
1番人気: 7- 4- 3-10 29.2% 45.8% 58.3%
2番人気: 3- 5- 3-13 12.5% 33.3% 45.8%
3番人気: 5- 1- 7-11 20.8% 25.0% 54.2%
合計 :15-10-34-34 20.8% 34.7% 52.8%
1~3番の上位人気は、勝率で20%、連対率で35%、複勝率で50%と、全幅の信頼は置けない。
もともと信頼が置けない上位人気であるが、3歳馬のJCへの出走を促進させるために菊花賞が10月末に移行された00年以降から、その成績がガクッと落ちているのだ。
<88年~99年>
1番人気: 4-3-1- 4 33.3% 58.3% 66.7%
2番人気: 2-3-3- 4 16.7% 41.7% 66.7%
3番人気: 5-0-2- 5 41.7% 41.7% 58.3%
合計 :11-6-6-13 30.6% 47.2% 63.9%
<00年~11年>
1番人気: 3-1-2- 6 25.0% 33.3% 50.0%
2番人気: 1-2-0- 9 8.3% 25.0% 25.0%
3番人気: 0-1-5- 6 0.0% 8.3% 50.0%
合計 : 4-4-7-21 11.1% 22.2% 41.7%
3番人気の落ち込みが激しいが、1~3番人気いずれも88年~99年に比べると、全ての率が落ちている。1番人気は勝率で約8ポイント、連対率で25ポイント、複勝率では約17ポイントの落ち込みである。
菊花賞が前倒しになったことで、本番前の調整を難しくしているのかもしれない。
■人気~オカルト■
それほど信頼は置けない1番人気であるが、オカルト的な秋華賞との関連性がある。
それは、「秋華賞で1番人気が勝つか三冠馬が誕生した年は、菊花賞の1番人気は勝てない」というもの。
97年
秋華賞1着メジロドーベル(1番人気)
⇒菊花賞1番人気シルクジャスティス(5着)/1着マチカネフクキタル(3番人気)
01年
秋華賞1着テイエムオーシャン(1番人気)
⇒菊花賞1番人気ジャングルポケット(4着)/1着マンハッタンカフェ(6番人気)
02年
秋華賞1着ファインモーション(1番人気)
⇒菊花賞1番人気ノーリーズン(落馬)/1着ヒシミラクル(10番人気)
03年
秋華賞1着スティルインラブ(2番人気/三冠達成)
⇒菊花賞1番人気ネオユニヴァース(3着)/1着ザッツザプレンティ(5番人気)
10年
秋華賞1着アパパネ(1番人気/三冠達成)
⇒菊花賞1番人気ローズキングダム(2着)/1着ビッグウィーク(7番人気)
今年の秋華賞は1番人気のジェンティルドンナが1着になり、史上4頭目の牝馬三冠を達成した。
果たしてゴールドシップの運命は如何に?
単勝1倍台の圧倒的1番人気で、1枠1番。その葦毛の馬体からは1枠の白を連想させ、「葦毛伝説第四章」の始まりを予感させる。タマモクロス、オグリキャップ、そしてメジラマックイーンに続く葦毛伝説を継承するのか。個人的には、ビワハヤヒデが第四章だと思っているので、ゴールドシップは第五章と思うのだが。
それはさておき、競馬には絶対はないことは絶対に忘れてはいけない。
あのオルフェーブルだって、負けるのだ。
「一強」になることにより、ウチパク自身も目標がいなくなり乗りづらくなっただろうし、他の騎手達も未知の距離3000mで一発かましてやろうと腕を撫している。
そういえば、この雰囲気は今年の春天に似てはいまいか。
圧倒的1番人気のオルフェーブルが後方待機に構えたお蔭で、他の馬も動くに動けず金縛り状態。結果、波乱を演出したのは先行し3角から捲りに出たビートブラック。
「展開は全てを凌駕する」ことも、絶対に忘れてはならない。
これだけ一本被りだと、ゴールドシップの2着付にした馬単で高配当がズラリと並んでいて涎が垂れそうだ。
馬券圏外から消えることも視野に入れて、重箱の隅をつついてみる。
■前走■*過去10年
神戸新聞杯:8-6-6-46
セントライ記念:0-2-2-38
京都大賞典:0-1-0-0
札幌記念:0-1-0-2
九十九里特別(1000万):1-0-0-3
野分特別(1000万):1-0-0-1
みなさんご存じの通り、前走神戸新聞杯組が圧倒的に優勢。ただし、神戸新聞杯優勝馬は05年ディープインパクト、11年オルフェーヴルの2頭しかいないのも、ご承知のとおり。
<神戸新聞杯優勝馬の菊花用での成績:2-2-0-3>
02年シンボリクリスエス…不出走
03年ゼンノロブロイ…4着
04年キングカメハメハ…
05年ディープインパクト…1着
06年ドリームパスポート…2着
07年ドリームジャーニー…5着
08年ディープスカイ…不出走
09年イコピコ…4着
10年ローズキングダム…2着
11年オルフェーヴル…1着
12年ゴールドシップ…?
神戸新聞杯⇒菊花賞を連勝するには、他を圧倒するほどの強さを備えた三冠馬でないと、無理ということなのだろうか。
■人気■*過去24年
%は左から勝率、連対率、複勝率の順
1番人気: 7- 4- 3-10 29.2% 45.8% 58.3%
2番人気: 3- 5- 3-13 12.5% 33.3% 45.8%
3番人気: 5- 1- 7-11 20.8% 25.0% 54.2%
合計 :15-10-34-34 20.8% 34.7% 52.8%
1~3番の上位人気は、勝率で20%、連対率で35%、複勝率で50%と、全幅の信頼は置けない。
もともと信頼が置けない上位人気であるが、3歳馬のJCへの出走を促進させるために菊花賞が10月末に移行された00年以降から、その成績がガクッと落ちているのだ。
<88年~99年>
1番人気: 4-3-1- 4 33.3% 58.3% 66.7%
2番人気: 2-3-3- 4 16.7% 41.7% 66.7%
3番人気: 5-0-2- 5 41.7% 41.7% 58.3%
合計 :11-6-6-13 30.6% 47.2% 63.9%
<00年~11年>
1番人気: 3-1-2- 6 25.0% 33.3% 50.0%
2番人気: 1-2-0- 9 8.3% 25.0% 25.0%
3番人気: 0-1-5- 6 0.0% 8.3% 50.0%
合計 : 4-4-7-21 11.1% 22.2% 41.7%
3番人気の落ち込みが激しいが、1~3番人気いずれも88年~99年に比べると、全ての率が落ちている。1番人気は勝率で約8ポイント、連対率で25ポイント、複勝率では約17ポイントの落ち込みである。
菊花賞が前倒しになったことで、本番前の調整を難しくしているのかもしれない。
■人気~オカルト■
それほど信頼は置けない1番人気であるが、オカルト的な秋華賞との関連性がある。
それは、「秋華賞で1番人気が勝つか三冠馬が誕生した年は、菊花賞の1番人気は勝てない」というもの。
97年
秋華賞1着メジロドーベル(1番人気)
⇒菊花賞1番人気シルクジャスティス(5着)/1着マチカネフクキタル(3番人気)
01年
秋華賞1着テイエムオーシャン(1番人気)
⇒菊花賞1番人気ジャングルポケット(4着)/1着マンハッタンカフェ(6番人気)
02年
秋華賞1着ファインモーション(1番人気)
⇒菊花賞1番人気ノーリーズン(落馬)/1着ヒシミラクル(10番人気)
03年
秋華賞1着スティルインラブ(2番人気/三冠達成)
⇒菊花賞1番人気ネオユニヴァース(3着)/1着ザッツザプレンティ(5番人気)
10年
秋華賞1着アパパネ(1番人気/三冠達成)
⇒菊花賞1番人気ローズキングダム(2着)/1着ビッグウィーク(7番人気)
今年の秋華賞は1番人気のジェンティルドンナが1着になり、史上4頭目の牝馬三冠を達成した。
果たしてゴールドシップの運命は如何に?
一つ指摘させていただきますが、キングカメハメハは菊花賞不出走ですよ。
法則には影響を与えない結果ですが、一応。
ご指摘ありがとうございます。
早速、訂正しました。
今後ともよろしくお願いします。