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菊花賞の法則4

2012-10-21 00:00:00 | 長距離血統の法則
■血統傾向おさらい■

オッズを見てみると、多くのファンがゴールドシップからどこへ勝負するかを迷っている様子がよく分かる。
その相手を見てみると、いずれも長距離適性のある血統の馬がズラリと並んでいる。それもこれも、普段はラップなどの客観的な数字を根拠にしている予想家が、春天や菊花賞の長距離戦となると血統屋に商売替え。その予想を基にファンの買いが入るからに他ならない。こういう流れだと、せっかく見つけた穴馬もソコソコ人気になってしまい妙味がなくなり、今年はゴールドシップという確固たる軸馬が存在する一方、相手探しが結構難しく、その取捨には迷うところ。かといってあれもこれもと手を広げると、それこそ旨みが減る一方だ。
というわけで、ここらで血統傾向に合致した馬をおさらいしておく。

<黄金配合>
1ゴールドシップ…ステイゴールド×メジロマックイーン
<準黄金配合>
2フェデラルホール…ステイゴールド×ドクターデヴィアス
3ベールドインパクト…ディープインパクト×ドクターデヴィアス
奇しくもゴールドシップとよく似た配合の馬が1番~3番に仲良く並んだ。
母父ドクターデヴィアスは、マックイーンが属するパーソロン系の源流であるトゥルビヨン系のクラリオンのライン。また、ドクターデヴィアスの母父はリボー系アレッジドでありスタミナの裏付けはある。
ところで、オルフェーヴルとゴールドシップの血統構成は、ステイゴールド×メジロマックイーンと父、母父は同じだが、そのボトム(母方の母系)を見てみると、決定的な違いがある。それは菊花賞と相性の良いノーザンテーストの血だ。
ゴールドシップ自身も父ステイゴールドの母母父にノーザンテーストが入っているが、オルフェーヴルの場合は母母父にもノーザンテーストが入っており、ノーザンテーストの4×3のクロスを持っている。重箱の隅をつつくようなものだが、ここに付け入る隙はありそうだ。
ならば、オルフェーヴルと同じノーザンテーストの4×3のクロスを持つフェデラルホールを狙うのは筋が通る。

<ダンスインザダーク:3-2-0>
15ユウキソルジャー…トーセンダンス×オースミタイクーン
ダンス産駒は【3-2-0-6】だが、連対した5頭は全て5番人気以内だった。
ダンス産駒の出走はないので、その全弟のトーセンダンス産駒を代打指名。
が、弟は弟であり、ダンスインザダークではないので、走られても不思議ではないが過信は禁物。

<グレイソブリン系:2-4-4>
 5アーデント…ディープインパクト×カルドゥン
 6ロードアクレイム…ディープインパクト×トニービン
11ビービージャパン…アドマイヤジャパン×トニービン
この3頭の中では、ボトムに菊花賞と相性の好いレッドゴッド系が入っているロードアクレイムがイチ推し。
<菊花賞3着以内のレッドゴッド系保有馬>
95年ナリタブライアン(母父ブラッシンググルーム)
97年マチカネフクキタル(父クリスタルグリッターズ)
99年テイエムオペラオー(母父ブラッシンググルーム)
00年トーホウシデン(母父ブラッシンググルーム)
10年1着ビッグウィーク(父バゴ)
ナリタブライアン、テイエムオペラオーといった当代きっての最強馬だった母系に流れるレッドゴッド系。この系統からは96年春天を制したサクラローレルも出ており、長距離戦には欠かせない血統の一つ。

字面でグレイソブリン系を持つ馬は上記の3頭だが、最近馬券になっているグレイソブリン系内包馬にも注意。

4ラニカイツヨシ…タヤスツヨシ×ウッドマン
前の記事では見落としていたが、よくよく見てみると父タヤスツヨシの母父はトニービンとは枝が異なるが、グレイソブリン系のカロである。カロといえば直仔シャルードから93年1着のビワハヤヒデが出ている。
また、父タヤスツヨシは、SS系の中でも地味なSS系で、最近ではダート戦でちらほらと見かけるだけだが、これが血統傾向にも合っていて面白い。というのも、08年3着ナムラクレセント(9番人気)の父ヤマニンセラフィム、10年3着ビートブラック(13番人気)の父ミスキャストといったように、ともにSS系の中では全く目立たないSS系の産駒が穴を開けているからだ。

<BT系:3-1-2>
<ノーザンテースト系:1-3-4>
16スカイディグニティ…BT×ノーザンテースト
父も母父も菊花賞と相性の好い血統を持つ。
ただ、菊花賞と相性の悪いセントライト記念組にもかかわらず、結構人気になっており、買うならセントライト記念の時で、今回は「割高感」があるのは否めない。

<リアルシャダイ:1-4-1>
17タガノビッグバン…フジキセキ×リアルシャダイ
父フジキセキからは06年2着のドリームパスポートが出ているくらいだが、元祖・長距離砲の母父リアルシャダイの血に期待。また、ボトムには上記のノーザンテーストが入っているのも心強い。

ちなみにBTとリアルシャダイの源流であるロベルト系は、92年以降の過去20年で父で【3-3-3-33】母父で【1-1-1-2】で、馬券になったのは全てSS系×ロベルト系の血統構成なので、あともう一頭押さえておく。
8ニューダイナスティ…ディープインパクト×ダイナフォーマー
母父ダイナフォーマーの枝は広がっていないが、ロベルトの直仔。

以上、血統傾向で触手がそそられるのは上記の11頭。
まさか11頭BOXを買うわけには行かないし、どうやって絞り込むか、あるいは何かを軸にして三連系をどう組むか。それが最大の問題だ。


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