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JCの法則

2011-11-25 00:00:00 | 府中の法則
■血統傾向■

02年の中山開催を含む過去23年で、父SS系が【3-5-6】と思った以上に活躍していない。その3勝は全てSS産駒によるもので、二代目SS系は【0-4-3】と今のところ未勝利。

また、「府中のトニービン」で知られるトニービンをはじめとするグレイソブリン系であるが、父、母父合計で【2-6-5】とこちらもSS系同様に勝ち切れないケースが多い。

狙い目は、勝ち切れないSS系やグレイソブリン系よりも、キングマンボ系。同系統の出走頭数は分からないが、SS系やグレイソブリン系よりも出走頭数が少ないのは明らか。にもかかわらず、ジャパンカップのCMでフューチャーされている98年エルコンドルパサー、ホーリックスのレコードを16年ぶりに更新した05年アルカセット、そして繰り上がり1着とはいえ勝ちは勝ちの昨年のローズキングダムが3勝を挙げている。
思い起こせば、昨年のダービーでエイシンフラッシュ(父キングズベスト)とローズキングダム(父キングカメハメハ)がワン・ツーを決めて、SS系全盛の時代に楔を打ち込んだキングマンボ系であるが、もともとこの系統は府中の芝2400mを得意としているのだ。
ダービーでは前出の2頭以外にも、04年1着キングカメハメハ(父キングマンボ)、09年3着アントニオバローズ(母父キングマンボ)、そして今年3着に入ったベルシャザール(父キングカメハメハ)と、近年では3年連続でキングマンボ系の血を持つ馬が3着以内に入っている。

さらには、キングマンボ系の活躍は日本だけではとどまらない。昨年のエプソムダービーと凱旋門賞を制したワークフォース。同馬の父は、エイシンフラッシュと同じキングズベストである。また、エルコンドルパサーはJCを制した翌年(99年)の凱旋門賞で、あわやの2着になったように、世界レベルの種牡馬群といっても過言ではない。
国内では唯一SS系に対抗できるキングマンボ系であるが、鳴り物入りで参戦する今年の凱旋門賞馬デインドリームをはじめとする外国馬に喧嘩を売れるのもまたキングマンボ系だけである。

そのワークフォースだが、社台が種牡馬として購入することが先頃発表されたが、ここから社台軍団の次の一手が読み取れる。
ノーザンテースト、トニービン、SSと常に時代を先取りし王国を築いてきた社台軍団。今や種牡馬も繁殖牝馬もSS系の血を持つ馬ばかりになり、いわゆる「血の袋小路」に入ってしまった日本の競馬界=社台軍団。その状況を打開すべく次に目を付けたのは、欧州でも日本でも通用し、SS系牝馬にもまんべんなく配合できるキングマンボ系だということ。現在、キングマンボ系の種牡馬としてはアルカセットとルールオブザローが社台のライバルであるダーレー・ジャパンに繋養されているが、社台軍団は同系の種牡馬は、今のところキングカメハメハ一頭のみで、同系の枝を繁栄させるための今回の輸入であることは容易に想像がつく。将来的には社台軍団生産馬のローズキングダム、エイシンフラッシュなども種牡馬入りすることは間違いなく、今後ますますキングマンボ系の枝は、社台、ダーレー関係なしに広がっていくであろう。

<キングマンボ系の出走予定馬>
☆エイシンフラッシュ…父キングズベスト
☆トゥザグローリー…父キングカメハメハ
☆ローズキングダム…父キングカメハメハ


社台の今後の方針のもう一つに、「ドイツ系」というのがある。今年のオークスで2着に入ったピュアブリーゼ(父モンズーン)言うに及ばず、凱旋門賞の1週間前にデインドリームの持分の半分を買い取ったことからすると、ドイツ系に注目しているのは明白である。デインドリームの半乗りはあくまでも繁殖牝馬としての購入は見え見えで、何も凱旋門賞を勝てそうだから購入したのではない。

上記3頭のキングマンボ系出走馬は、オーナーこそ違えど、いずれも社台軍団生産馬であるが、なかでも一番勝って欲しいのは母父がドイツ系プラティニのエイシンフラッシュのような気がしてならない。
ただ、ヤネがルメールから池添に乗り替わりになったのが気にはなるが。池添の腕が云々ではなく、先週もエイシン+池添でマイルCSを制した同じコンビで、果たして2週連続G1制覇などといったオイシイ話があるのだろうか。ただし、こういった考えは一般社会だけのもので、博打の世界では「ツラ目に張れ」という格言があるように、経験則上、同じ目が出続けるのはよくあること。ルーレットで10回連続赤が出たから次は黒に賭けたくなるのは常識人の心理だが、こと博打打ちに限っては「次も赤に張る」のが王道なのである。

■CMのオカルト■

「98年 ジャパンカップ

 エルコンドルパサー、
 激戦のライバルたち。

 僕らは、
 ひとりでは強くなれない。

 ジャパンカップが来る―」

気になるのは、98年の1着~3着馬。
1着:エルコンドルパサー(父キングマンボ)
2着:エアグルーヴ(父トニービン)
3着:スペシャルウィーク(父SS)

で、今年の日本馬12頭の内訳はというと、SS系5頭、ジャンポケ産駒3頭、キングマンボ系3頭、そしてBT系1頭と、奇しくも98年のキングトップガンを除く11頭は、1着~3着の系統と同じである。ならば、素直に98年の並びで♪

☆CMオカルト馬券~三連単☆ 
1着:キングマンボ系(エイシンフラッシュ・トゥザグローリー・ローズキングダム)
2着:トニービン系(オウケンブルースリ・ジャガーメイル・トーセンジョーダン)
3着:スペシャルウィーク産駒(ブエナビスタ)


どこからでも入れる今年のJC。これは如何にも有りそうな気がしてきたので、マジで買っておこう。
え?凱旋門賞馬のデインドリーム?まあ、実際に観たことないし、デインドリームで当たったとしても嬉しくないので、バッサリと切ることにします。来たらエリ女のスノーフェアリーのように、素直に強いんだなあと認識すればいいだけの話。


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