コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

ザク・マリナー

2006年04月13日 | MS & MA
No.0097「RMS-192M/ザク・マリナー」
H:17.5m/W:48.8t
役職は「課長」でございます。


第97回「ザク・マリナー」
 「ザク・マリナー」は地球連邦軍の水陸両用MSであり、一年戦争終結後に連邦軍に接
収された旧ジオン軍の「ザク・マリンタイプ」を再設計した機体になります。
 原型機は一年戦争中期、旧ジオンによる本格的な水中用MSの生産が整うまでの繋ぎと
して、F型を改修するかたちで開発されており、水中用ザクの設計を流用することにより、
開発開始から10日余りで試作機が完成しています。完成機には型式番号「MS-06FW」と、
「ザク・マリナー」という愛称が与えられています。この機体はできる限り短期間での生
産が可能なように原型機にパーツを装着、または交換することによって製作されており、
機体の改造はほとんど行う必要はありませんでした。そのため、工場で改造された機体の
他、改造用のパーツのみが前線に送られて、戦地で組み立てられたものもあるようです。
 また、J型から改修された機体もあり、こちらには「MS-06JW」という型式番号が与え
られています。機体の生産数は、FW型が48機、JW型が69機、現地改修機が30機以上で
あったと報告されています。
 しかし、あくまでも応急的な対応策であったため、本格的な水中用MSには防水性、水
中行動能力などのあらゆる面で劣っていました。それでも当時の連邦軍には同種のMSが
なかったため、同機は各地でかなりの戦果を挙げており、当初の役割を立派に果たしたと
言えるでしょう。それは、その後に水中用MSが本格的に開発されなかったことも起因し
ている部分もありますが、第二次ネオ・ジオン抗争の際も連邦軍の戦力として用いられて
いることからも窺えるのではないでしょうか。

以上で97回のお話を終了いたします。
次回98回では「ポーラ専用ドワッジ」のお話を予定しております。
コメント (5)
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