ア・バオア・クー攻防戦

本日は、SDクラブ第9号から
モビルスーツコレクション・ノベルAct.2でございます。
ア・バオア・クー攻防戦に参加したガンダム4、5号機のお話です。

「ア・バオア・クー攻防戦」
ジオン軍のバルスト中隊は、連邦のモビルスーツを発見、交戦へ。
が、バルストの隣のザクは、ガンダムのシルエットを捉えた瞬間、
ビームの連射を浴びて爆発する。
バルストは自機のゲルググを加速させ、マッシュ、ファイマーも
それに習ったが、彼の部下は怯えていた。

ゲルググの射程距離に入る前にガンダムはバルスト中隊の半数を
墜とし、最後の1機となったゲルググも脚と腕を破壊される。
ガンダムたちはその儘、ア・バオア・クーへと向かい、残された
バルストは、コクピットのコンソールに拳を叩き付ける…。

ア・バオア・クーのデッキにどうにかたどり着いたバルストは、
目に止まったメカニックに今使える機体を訊ねると、ビグロ改へ
案内され、コ・パイのヘンケナーと共に乗り込む。

バルストのビグロ改は直ぐにガンダムたちと対峙することになる。
ビグロ改は、ビーム偏向バリアと拡散メガ粒子砲で優位に立つ。
ガンダム5号機は格闘に挑むが、ビグロ改のクローがガンダムの
両脚を千切り、また、ガンダムはそのクローを切り落とした。
5号機のバルカンがビグロ改のモニターをブラックアウトさせ、
その隙に下面に潜り込むが、直ぐにクローの餌食になった。

ビグロ改のビームでバックパックをやられた4号機にビグロ改は
ビームを発射するが、先の格闘でサプライを断ち切られており、
4号機に対しても格闘戦を仕掛ける。
4号機も接近し、擦れ違いざまビグロの腹に取り付きます。
バルストはヘンケナーにクローで握り潰すように命令しますが、
加速のGに耐え切れず、気を失っていました。
バルストは更なる加速でガンダムを振り落とそうとしますが、
時既に遅く、ガンダムのライフルはビグロを狙っていました…。

記録には、ア・バオア・クー戦において連邦軍のガンダムは、
1機のみが帰還していると記されているそうです。

バルスト率いる中隊は、ソロモン戦の生き残りのようで、
「白いモビルスーツ」は、死神同然の存在だったそうです。
で、バルストは部下を落ち着かせるために、Sフィールドで
ガンダムが確認されていると咄嗟にウソを言ったりしてます。
バルストは良い勘してると思います。
んで、バルスト中隊は、ゲルググとザクの混成部隊のようで、
多分、隊長機のゲルググ以外はザクだった気がいたします。

初め読んだ時は「1機のみが帰還している」という表現に
アニメ本編のガンダムのことだろうってことで、
4号機もビグロ改の爆発に巻き込まれたのかと思ってました。
んでも、コア・ファイターでも1機とするのかってのが疑問で、
現在では多分、4号機が帰還したんだろうなって思います。

後年の4、5号機のパイロット名もキチンとここを踏襲してて
当時はビックりした思い出があります（笑

と、一文字突破さんからサイバーコミックスを戴いたので、
サイバーコミックスのリクエストでも対応できますよっ。
なので、リクエストがありましたら言ってくださいね。

■機体
　ガンダム4号機
青と白のガンダム。カッセルの搭乗機。
　ガンダム5号機
赤と白のガンダム。ロムフェローの搭乗機。
　ゲルググ
バルストの搭乗機。バルスト中隊の隊長機？
　ザク
マッシュ、ファイマーの搭乗機？
　ビグロ改
拡散メガ粒子砲と前面のビーム偏向バリアを搭載するMA。

■キャラ
　カッセル中尉
ガンダム4号機のパイロット。
　ロムフェロー中尉
ガンダム5号機のパイロット。
　バルスト少佐
ゲルググ、ビグロ改のパイロット。バルスト中隊隊長。
　マッシュ
バルスト中隊の一人。ソロモンの生き残り。
　ファイマー
バルスト中隊の一人。ソロモンの生き残り。
　ヘンケナー
学徒動員兵の新兵。17才。