□機動戦士ガンダム バンディエラ
第23話
第23話
ユーリー中尉は、クラウデン少尉の安否を確認するために病室へ。
エリーズに膝枕をして貰っているクラウデン少尉の姿がありました。
ユーリー中尉は、怪訝な顔で、何してるんですか?と訊ねます。
ややあって。
エリーズ曰く、モンメルリ博士は、間もなくHLVで宇宙に脱出。
ひとりの戦死者も出さずに作戦を終えたのもふたりの御陰だと言い、
エリーズは、病室から退室し、胸のロケットペンダントを見詰めます。
チャームには、婚約者?のフリオと写る写真がありました。
クラウデン少尉は、彼女にもう会えないのが残念だと話します。
先の戦闘で、破損したコクピットに全身を押し潰されてしまい、
下半身にダメージを受け、戦線に復帰するのは無理のようです……。
クラウデン少尉は、共に戦えないことを詫び、そして、鼓舞します。
また、レプス隊を普通の部隊とは様子が異なると注意を促します。
多くのジオン兵が見守る中、モンメルリ博士がHLVに搭乗します。
博士は、自分を運んでくれたセリダ一等兵に謝辞を伝えます。
セリダ一等兵は、博士に握手を求められ、応じますが、
その博士の手は、彼女には、異常に冷たく感じられました。
同じ頃、連邦軍の捕虜が尋問を受けていました。
彼曰く、医師団だと言われていたモンメルリ博士は、
村々から子供を集めては、人体実験を繰り返し、大量殺人を行った、
戦争の名を借りた猟奇殺人者で、あんなヤツを守るために戦うとはと。
モンメルリ博士の次の行き先は、フラナガン機関のようです。
博士は、新しい家族が待っているぞと心を躍らせていました。
サイド5宙域から撤退したシモンは、PKOからの派遣員として、
サイド6に滞在しているテム・レイ博士の所に赴きます。
表向きは、補給物資の配送と言うことのようですが……。