□聖闘士星矢 海皇再起 RERISE OF POSEIDON
第11話 魔拳降臨!
第11話 魔拳降臨!
ネメシス神殿に、龍牙のカドモスが現れ、女神ネメシスに拝謁をと。
不滅のポルクスは、何用かは知らんが、休息中の直訴は、御法度だと。
カドモスは、ネメシスにお目通りをと繰り返し、邪魔をするなと。
ポルクスは、カドモスが強力な暗示を受けているのでは?と判断し、
襲い掛かるカドモスを迎撃し、ノックアウトします。
海龍のカノンとリュムナデスのカーサは、ハイドロミラージュを使い、
大気中の水分を操って姿を隠し、ポルクスを窺っていました。
が、ポルクスは、人間ごときの浅知恵で、神の目を欺けるかと言い、
カーサの腹部に、左フックを打ち込み、カーサを倒します。
ポルクスは、天帝ゼウスの子、不滅(アタナシア)のポルクスと口上。
カノンは、その名を聞き、双子座との宿命を感じます。
両者は、戦闘に移り、カノンは、ギャラクシアンエクスプロージョン。
しかし、ポルクスに拳撃を与えることなく、素通りして行きます。
ポルクスは、反撃で、大きく上空に跳躍し、降下しながら拳撃を与え、
続け様に左フックを放ちます。その威力は、カノンを1回転させる程。
さらに、5連撃の左ストレートを放ち、カノンを窮地に追い込みます。
カノンは、アナザーディメンションで、一旦距離を取ろうとしますが、
ポルクスに背後を取られ、右アッパーを喰らい、吹き飛ばされます。
拳闘術の始祖のポルクスは、黄金の日本Jr.みたいな必殺技を放ちます。
ポルクス曰く、拳闘に限らず、およその格闘技と名の付くモノは、
神話の時代に完成され、神も魔物もいない世の中で、オレに勝る
天才など生まれようハズもないと。カノンは、星矢たちを回想し、
少なくともこのオレが共に戦って来た連中は、相手が魔物だろうが、
神だろうが、一歩も引かずに渡り合ったと。そして、オレも……と。
奮起したカノンでしたが、その拳撃は、相変わらず擦り抜けます。
カノンは、拳撃が擦り抜ける理屈を考えつつ、ポルクスにしがみ付き、
自爆とも取れるギャラクシアンエクスプロージョンを放ちます。
それでもカノンの技は、ポルクスを擦り抜け、腹部に一撃を喰らいます。
勝利を確信したポルクスは、倒れ込んだカノンに背を向けますが、
思考を巡らせたカノンは、三度立ち上がり、秘密が読めて来たとし、
海龍の鱗衣を脱ぎ、生身の状態で、ポルクスと対峙することになります。