□聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
PART116 花の標
PART116 花の標
1990年 聖域──
星矢の左腕に巻かれていた花の鎖が巻き付き、冥王の剣は、制止します。
魔鈴たちは、アテナの加護なのか?と、状況を見守ります。
過去の聖域──
アテナの左腕の花の鎖が千切れ飛び、同時に、一輝たちのものも同様に。
それらが絡まり合い、天空へと伸び、未来に帰還するための標になります。
アテナの花の鎖は、何処かへと姿を消していました。
オデッセウスは、これを見て、アテナ、そして、未来と現在の聖闘士たちを
決して、死なせはしないと決意を新たにします。
アローンは、天馬に侘び、彼の胸に刺さった剣を抜こうと必死になります。
剣はビクともしませんでしたが、天馬、アローン、そして、サーシャの腕の
花の鎖が解け、冥王の剣に絡まり付き、制止しようと拮抗します。
星矢の胸の冥王の剣は、尚も少しずつめり込み、心臓を貫こうとします。
オデッセウスは、アテナの志を無駄にしてはいけないと、一輝たちを説得。
一輝は、アテナを抱え上げ、オデッセウスに礼を告げ、全員が帰還します。
先刻、消えたアテナの花の鎖は、天馬の元に顕現し、剣を消失させます。
と同時に、星矢の胸を貫いていた、冥王の剣も霧散します。
オデッセウスは、一輝たちの帰還を見届け、あなたたちには、次の戦いが
待っていることでしょうと。そして、天地の崩壊も元に戻るだろうと。
すべては、誰の記憶にも残らず、何事もなかったようになるだろうと。
そして、この時代の聖闘士たちは、冥王軍との真の聖戦を迎えるだろう。
自身は、再び死の国へと戻り、この蛇夫宮も消滅するだろうと予見します。
最期に、アテナと、過去と未来の聖闘士たちに、別れを告げます。
また、アスクレピオスは、性懲りもなく、現世への復活を企んでいました。
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