コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

サンダーボルト 第40話

2014年12月11日 | サンダーボルト
□機動戦士ガンダム サンダーボルト
第40話

ダリルのアッガイは対機雷用ジェルを射出し、
その中に機体を突っ込ませ、速度を落とします。
さらに機体を俯せから仰向けの状態にします。
そして、推進器を目一杯噴かし、
その勢いのまま橋梁の柱を滑るように上方へ。
その体勢で両腕の機関砲を掃射し、
追っ手のジム改陸戦型を蜂の巣にしていきます。
アッガイは背面から海中に沈んでいきます。
ダリルの義肢は酷使で、動かないようです…。

そこへ、生き残った追っ手が迫ります。
敵機も半壊し、パイロットも半死状態ですが、
狂気の表情で僧正の名前を叫びます。
が、ビリーのアッガイが左腕ビームサーベルで
敵機を一閃し、敵機を破壊いたします。

一息ついたダリルたちの元にはぐれていた
フィッシャーたちも合流いたします。
情報屋によると、連邦軍は南洋宗に対し、
ア・バオア・クー宙域での遺体回収を命令。
その掃海艇の艇長が南洋宗の僧正である
レヴァン・フウだったようです。

ダリルたちのアッガイは機体の大きさだけではなく、
内装武装なども色々と更新されてるみたいですね。
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シャアの帰還 part1

2014年12月09日 | ゲームブック
今回から新しいゲームブックを紹介していきます。
タイトルは『機動戦士ガンダム シャアの帰還』でございます。
逆襲のシャアの外伝という位置づけで、映画の前日譚に当たります。

プロローグ─
 宇宙世紀0090年5月。
「間もなく当シャトルは大気圏へ突入いたします。乗客の皆さま、座席
のシートベルトをお締め下さい」
 人気歌手の声を模した合成音声が、甲高い音を立てた。私は読みかけ
の『グラナダ・トリビューン』紙を折り畳み、シートベルトを掛けた。
「再び、私は地球圏に戻って来た…」
 数年振りの地球は、大気圏突入の際の摩擦で真っ赤に燃えているよう
に見えた。それは地球の…そして、人類の行く末を暗示しているかのよ
うだった。
 現在、私の名を記憶に留めている人はそう多くあるまい。シャア=ア
ズナブル、本名キャスバル=レム=ダイクン。この名は、4年前のグリ
プス戦役の際に私が行った『ダカール演説』で一時的に世界中の人々の
注目を集めはした。が、その後、私はグリプス2を巡るエゥーゴ、ティ
ターンズ、アクシズの三つ巴の攻防戦の中、生死不明として、公式には
連邦軍の軍籍から削除されていた。

「お待たせいたしました。当シャトルは、間もなくホンコン宇宙港に到
着いたします」
 私は目を開けた。東シナ海の青さが快い。このような自然をも失って
しまうのは、私としても本意ではないのであるが…私がそんな手段を取
らざるを得なくしたのは、他ならぬ地球の人々なのだ。
「自業自得というのだよ、これを…」
 私は低く笑った。何故、ホンコンに赴こうとしているのか。それは、
アクシズ戦役で敗れて散り散りになったネオジオン軍を再編するため、
かつて青き巨星ランバ=ラルと並び称され、アクシズ戦役ではハマーン
派の猛将として戦ったダンジダン=ポジドン将軍との接触を図るためで
ある。とは言っても、私は彼の居場所を知らない。そのため、彼のかつ
ての部下であり、現在ホンコンに潜伏しているレオンハルト=ラングと
連絡を取り、将軍と会える段取りをつけることが目的であった。
<ララァ…私の考えていることが正しいのであるならば、きっと力を貸
してくれるであろう>
 私は心の中で呼びかける。
<アムロ=レイよ…私は、自分がこれからしようとしていることを、軟
弱な連邦の者たちに通告するつもりはない。君と私の決着は、奇襲など
と言う不明確な形でつけるものではあるまい。君とてそんなことを望ん
ではいないだろう。早く宇宙に上がって来い。それまで私は組織の再編
を進めておく。今は君と私の怨念の決着をつける、その前奏曲なのだよ>
 シャトルはゆっくりとホンコン市街を見下ろしながら降下して行く。
やがて軽い衝撃があり、タッチダウンしたことを知る。
「お疲れ様でございました。当機は凡そ30分遅れでホンコン宇宙港に
到着いたしました。どなたさまもお忘れ物のないよう…」
 アナウンスを聞き流し、私は時計を見た。
「接触時間までギリギリというところか…」

001:
 ニューホンコンの空港に降り立つと、濁った空気の匂いが感じられた。
旧ホンコン市街の発する独特の臭気だった。
<こういうものを、“人熟れ”と呼ぶのだな>
 そう思いながら時計を見る。指定された時刻までに、後30分程しか
残っていない。レオンハルトとの接触地点は市街地の外れにある。少し
急いだ方が良いかも知れん。
 私はコートの襟を立てると、足早に人混みの中に入って行った。

ちゅーこってニューホンコンに到着し、次回から本編に入って行きます。
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