コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

シャアの帰還 part2

2014年12月16日 | ゲームブック
058:
 ニューホンコンの旧市街地の雑踏の中を歩いて行く。その時だ。嫌な
気配を感じた。背後だ。振り返ると、一見買い物客を装っているひとり
の男の姿。私は尾行けられている!
・尾行者を撒く:167
・男を捕らえようとする:285

167:
 私は身を沈めると、人混みの中を縫うように走り抜けて行った。無論、
通行人を突き飛ばすようなヘマはしない。そんなことをすれば、尾行者
に居場所を悟られてしまう。
 2ブロック程走り抜け、私は背後の「気配」が消えないことに気づい
た。後を窺うと、先程とほとんど同じ位の距離に男の姿があった。
人混みの中を目標を見失わずに正確に追尾するとは!
 あの男は素人ではない。間違いなく訓練を受けたプロだ。そんなヤツ
が何故私を追っているのだろう…?私は男を撒こうと走りながら、慌た
だしく考えを巡らせた。
・さらに走る:208
・逆襲に転じる:285
※ Aにチェックを入れるためには285に進めばいいのですが、今回は
 回避するべく208に進みます。

208:
 私は再び走り出した。が、その時、男の気配が強い殺気に変わった。
振り返ると、拳銃を構えている!
 時ならぬ銃声が通りに響き渡った。私の近くのショーケースが銃弾を
受けて四散し、傍に立っていた客引きの男にガラスの破片が降り注ぐ。
「うわーッ!!」
「キャアアア」
 たちまち通りはパニック状態に陥った。逃げ惑う人々の中で、私は歯
噛みをした。
<こんな街中で発砲するとは…>
・応戦する:309
・逃げる:138

309:
 正気の沙汰ではない。
 街中で発砲などすれば、大混乱に陥る。交通はストップするし、警察
も黙ってはいまい。そのようなことは判り切ったことだ。
 そうまでして私を捕らえたいのか?ヤツらの目的は何だ?私は男を振
り返ると身構えた。
・倒した:033
・倒された:258
・逃亡する:138

033:
 私が急に向かって来たので、男は慌てた。その一瞬の隙をつき、壁際
に突き飛ばす。
 倒れ込む男の手から拳銃を奪うと、私は馬乗りになり、喉輪を責めた。
 男が掠れた声で喘ぐ。
※熟練P+2
「く…苦しいッ…放せ」
 私は左手で喉を押さえたまま、拳銃を男の額に突きつけ、激しい口調
で言った。
「何者だ、貴様は!何の目的で私を尾けた!」
「し、知らん…オレ…は、ニューホンコンの特務の者だが…頼まれた…」
「誰に!」
「それ…は、言えん…」
 私は左手に力を入れた。と、その時、男の口の端から赤い糸が垂れた。
瞳孔が開き切っている。
「青酸カプセルか」
 恐らく奥歯に挟んでいたのを飲み下したのだろう。
 私は舌打ちをすると、立ち上がった。
 男は死んだ。これ以上の詮索は無用だし、不可能だ。
 今はレオンハルトの所へ急がねばならん。私は奪った拳銃の弾倉を確
認し、男の所持していた弾丸でフル装弾にした。
※拳銃入手(残弾数6発)

151:
 暫く歩くと、商店街の外れにレンタルエレカの店があった。私は中に
入り、店主に声をかけた。
「エレカを借りる、急ぎだ。カードキーをくれ」
 赤ら顔の大男が返事をした。
「100度数のカードしかありませんがね」
「足元を見るな。構わん、それをくれ」
 私は金を支払ってカードを受け取ると、1台のエレカに乗り込んだ。
 カードをスリットに挿し込み、スタートさせる。

尾行者を倒し、一路待ち合わせ場所を目指すとことで次週に続きます。
コメント
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