8月6日に広島にいるのは久しぶり。
小さい時には夏休みの登校日で、暑い中体育館で平和教育。街には人と街宣車が増えてワサワサし、朝早くからたくさんのヘリが飛ぶ、そんな日でした。
その日前後は街が一種独特な雰囲気になります。
広島で育った者にとってはやっぱり特別な日なので、結婚して県外に引っ越した時、8時15分にサイレンがならないことを知って、びっくりしたことあったなー。
その8月6日。
サンフレッチェがこの日にはじめてホームゲームを行いました。テーマは「スポーツができる平和に感謝」。様々な関連イベントにご協力頂いていた安田女子大学のページに記事があったのでリンク。
来訪者の皆さまに折鶴を折って頂き、記念公園に贈るというブース。
みんなで一つずつ折りました。折り方が分らず、子どもたちに教わるオット(笑)。
暑い中だったので、こーんなイベントも。氷のすべりだい!!
気持ちよさそう! 我が家の2人も、もう一回、もう一回と、何度も滑っておりました。
久しぶりのぱりおこ。
選手入場時には、この試合のために作られた、サッカーボールと原爆ドームをモチーフにしたシンボルマークが描かれたパネルを、会場みんなで掲げる演出。
ホームアウェイ関係なく、この場に来てくれた方みんなに気持ちよく参加していただくために、チームカラーの紫をあえて使わないようにしたそう。
試合前には、両チームの選手がセンターサークルで黙とうをするシーンもありました。
広島にゆかりのない人にとっては、8月6日は特別な日ではないかもしれない。
でも今回、名古屋さんたちが一緒にイベントに参加してくれたように、試合を見にきてくれた人が、ああそうか今日なのか、と少しでも思ってくれたら、そのきっかけにマイチームがなるなら、それは素敵なこと。
平和を祈る、って、厳かだったり、静謐だったりも必要なのかもしれない。
だけど、当たり前の日常が当たり前に行われることを感謝する気持ち、そしてそれを大切にしよう、楽しもうという思い。それは平和への祈りと同じものだと思う。
日が傾いて少しずつ涼しくなってきた中で、試合の始まりをワクワクしながら待つこの時間。
こういうのも、スポーツができる平和、そのものだなーとしみじみ。