可愛くてムイ・フラメンカなイネス・ルビオさん、前夜は全く眠れなかったそうで、お化粧と髪を整えてから、本番直前までずーっと机につっぷして寝ておられた。当然リハーサルはしていないし、身体をアップしている様子も無い。
それなのに2ステージとも手を抜かないパワフルな踊りっぷり!若さもあるだろうけど、恐るべし集中力と強靭な肉体だ。
そしてイネスお手製の小物が、どれも可愛くてセンスよくて大評判だった。エプロンなんか会場に並ぶ間も無く、出演者でキャーキャー買い占めてた。(1ステージ目で着用していた衣装を買う人も!)みんな相場を知ってるから「え?!それ儲け少なすぎるやんっ。イネスええ娘や〜」と、そこでも人気沸騰。
打ち上げの席では、相当疲れているだろうに、嫌な顔ひとつせず(翌日も舞台を控えているのに!)、私達の与太話の席に、自然体で溶け込んでいる。ス・テ・キ。素敵なスペイン娘に心洗われた日であった。
さて、この日を迎えるまで私は、セビージャ滞在で突きつけられたペルソナリダーについて初めて考えて、迷走していたのであるが、まぁ本番では、その甲斐虚しく・・・チャレコのホックがレースの袖に食い込んで、右手を上げる事も下げる事も出来ずに「どうするワタシー!」となったマヌケな数秒間とか、「あそこは何もせずに待てば良かった」とか・・・思い返せば色々やらかしたな
でも何だろう?凹むどころか、また頑張ろう!って気持ちに満ちている。フラメンコと向かい合う日々の積み重ねが、本番に繋がっていると確信したから。
会場に足を運んで下さり、一部始終を見届けて下さった皆様、有難うございました。
アルディエンテの石川さん、いつも有難うございます。スタッフの経験値もすごいの・・・マントンをやる人が居ると勘付くや否や、舞台下のマイクが飛ばされないよう、テープで固定しに走って来られた
そして気持ちよく共演させて頂いた出演者の方々、お世話になりました。また何処かで、よろしくお願いいたします。
そうそう、サポートタイツと網タイツの重ね履きを決行したのでありますこれについてはまた後日〜