ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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玉虫の想い

2006-06-12 20:32:17 | 呟き
注)今回は、文中に写真を多用しております。携帯からでは写真はトップのものしか見れませんので、気になるお方はパソコンからどうぞ。(といっても、飛行機好き以外は、そんなに興味を惹くものではないかもにょろ。)

6月11日晴れ。
ブログ友達のゆーりんは、周知の飛行機好きである。彼とブログで出会う前から、一度行ってみたい場所があった。それが、飛行神社。
ゆーりんの出現に触発され、ちょっくら飛行神社に行ってみることにした。

飛行機を思わせるスチールの鳥居。その鳥居さんに行くまでにある社務所前には、大きな飛行機のエンジンが展示されている。
なんだか、普通の神社とは一癖も二癖も違うぞ。

 
ギリシャの神殿を思わせる拝殿には、飛魚や蜻蛉のステンドグラスがはめ込まれている。
そしてこの拝殿の奥に鎮座しているのが、ご祭神の3神。
中央がニギハヤヒ尊。天孫降臨に先駆け、天が原から降臨してきた神様である。そして左が薬祖神。その名の通り、薬の神様らしいですね。右側が航空殉難者や功績者の御霊を祭っている。
ニギハヤヒ尊をご祭神としたのは、天磐船に乗って降臨したことから、天を駆ける船=天磐船=飛行機・・・という事らしい。


お社の奥は、資料館となっている。拝観料は300円。
ライト兄弟より先に飛行機を考案していたと言われる二宮忠八によって作られた飛行神社。彼の研究の成果が資料館に展示されている。

飛行機がこの世の中になかった時代に忠八が作った飛行機の模型。

ライト兄弟より先に作られていた、玉虫型有人飛行機の模型。お尻に付いているプロペラは、船のスクリューを元に考えられたものだとか・・・
忠八はこの案を軍に提出していたが、認可されなかった。資金が下りずテスト機を作る事が出来ずにいる間に、ライト兄弟に先に飛ばれてしまったのだ。二番煎じは必要ない、と、忠八は玉虫を作ることを辞めてしまう。資金が調達できていれば、飛行機第一号はこの玉虫だったと考えられる。

その他の模型。
 
初代ブルーインパルスの胸章や飛行機の部品など、寄贈品も沢山ある。
多くの飛行機にまつわる蔵書もあり、小さい敷地の神社ではあるが、かなりじっくり観る事が出来る。

 
駐車場にはめ込まれたタイルには、プロペラや玉虫のデザインがなされている。

ご祭神3神の他に、忠八を祀ったお社もあった。
飛ぶことを愛した忠八は、鳥や飛魚、虫など、飛行するもの総てを愛していたようである。