ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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JAILBREAKERS

2006-10-30 02:14:17 | 舞台関係
10月28日JAILな一日だった。
『JAILBREAKERS』のマチソワ観劇。
別に松岡君のごっつぅファンって訳では無く、どちらかというと、G2さんの舞台だからってのが観劇理由の一番だった。
しかーし!このお話、どの役者も凄すぎる。どのシーンも見せ場だ。見逃せない。ラストは興奮しまくりのオイラ。
マチソワだけではもの足りず、翌日予定が入って無きゃ、絶対更に追加でチケットを押さえていた自信がある。
さて、そんな『JAILBREAKERS』の感想を、いつものごとく役別感想、敬称略で行ってみよう!!



■宮本銀平 ◆松岡昌宏
本編の主人公。友人の京介が死際に残した秘密を手に入れるべく、京介殺しの罪で投獄されていた小樽刑務所からの脱走を試みる。

松岡君のセリフの一つ一つが、全部ナチュラルなのにビックリ。
松岡君の為に作られた役としか思えない。どのセリフもピッタリマッチしている。
友との友情と、元恋人への愛と。。。どっちも両立させちゃうラストはある意味ハッピーエンド。昔気質の銀平の気質、オイラ好きゃわ~
生バンドだけあって、松岡君のドラムは最高にカッコ良かったし、ダンスはやはり自分の見せ方を知ってますねぇ。ぴか一カッコよかったッス


■中川紗耶香 ◆須藤理彩
銀平の元彼女で、殺された京介の婚約者。初めは銀平を責めていたが、京介の霊と出会う事で、銀平の脱獄の協力をする。

須藤さん、サラリーマンNEOに出ていたらしい・・・言われてみれば見覚があるような気も^^;
天城越えの熱唱にはちょっと引きましたが(笑)ムードのある人ですねぇ
オメデタなのでしょうか?衣装がそんな感じだったが、もしそうなら、あのピンヒール大丈夫なのか?とちょっと心配でしたさ。


■木内京介 ◆河原雅彦
秘密を銀平に託し謎の黒尽くめの男に射殺される。殺された後、銀平の鳴らすリズムに惹かれるように女装幽霊として再登場。

素敵!もうねぇ、この人の凄さは口では表現出来ない~~~(泣
初めはゴスロリ。次にチャイナ。次々に女装をして行くんだけれど、コレがハマっているのだ・・・キャミのワンピースなんて、その辺の女より綺麗に着こなしてるからムカツク(笑)いつか、花組芝居にも出て欲しいかも!


■丸山杏 ◆篠原ともえ
銀平と共に「ムショロックフェス」を目指す監獄仲間。小樽刑務所のロックバンド「JAILBREAKERS」のボーカルである。

BIGEST BIZ依頼、ニ度目のともえちゃん。BIGESTの時にはちょっと物足りなさを感じたともえちゃんだったが、今回のソウルフルな歌声はハマリ役だったと思うなぁ。まぁ、音は不安定な部分もあったかもしれない、でも、それを感じさせない強さを感じたなぁ。セリフは弱いけれど、この歌声を武器に、個性派揃いのこの芝居の中で埋没せずに輝いていたヨ!


■木島辰吾 ◆コング桑田
小樽刑務所長。ムショロックフェスに命をかけている。音楽を聞き分ける耳はぴか一。あだ名はドラエモン。(ちなみに妹のあだ名はドラミ)

今回、オイラの心をガッチリ掴んだ役者が二人いる。そのうちの一人がコングさんだ。常に好きキャラな位置にいらっしゃるコングさんであるが、今回は、役の美味しさよりも、ラストのコーラスの存在感である。「JAILBREAKERS!」と歌うコングさんはつのだ☆ひろよりソウルフルだと思った。もっとコングさんの歌聴きたいなぁ。本職(?)のゴスペルコンサートがあれば、絶対に行く!


■石上マコト ◆三上市朗
脱獄中の爆弾魔。整形をして逃げていたが、山崎警部補に見つかり取り引きをしてしまう。最終的にJAILBREAKERSのメンバーとなり、ギターを担当する。

G2と出会ったのは、三上さんのお陰。好きとか持ってかれるっていうのの対照になる事のない三上さん。M.O.P.とは全く違う役柄をG2では演じるので、見ていて面白い。今回はエレキのソロがあり、少ないながらも歌ソロもあり・・・新たな三上さんを発見
歌声は最高だったが、ギターは前向いて弾いてほしかったなぁ。。。仁王立ちで俯き奏でる姿は・・・B-Tのベースのユータを思い出した。


■鬼塚剛志 ◆久ケ沢徹
小樽刑務所の監守。JAILBREAKERSのベース担当。他にも弁護士なんかもしていた。

オニーちゃんと監守との使い分けが最高!
仮装敵国で見ているハズだが・・・とんと記憶が
でも、オニーちゃんはかなり好きだった。こういう淡々と喋りつつ、ココぞという時にスパイス利かせる人好きなんだよね~♪


■今川梅竹 ◆植本潤
JAILBREAKERSのメンバー。エレクトーンが得意でキーボード担当。実は山崎警部補と取り引きをしていた。

今回、もっともオイラの心を掴み取ったのが、梅ちゃんこと、今川梅竹。この人である。パンフやチラシのお顔はB-Tの今井君を彷佛とさせてくれるし、京言葉の怪しさが魅力的
・・・しかーし!それ以上に魅力的だったのが歌声!!ラストで歌った「JAILBREAKERS」のソロパートの声の素敵だった事!う~~ひょ~~~~~ですわ。
実際にエレクトーンの腕前は素晴らしく、クラシックでアピる所も見どころである。ご本人的にはアルトサックスもしてらしたので、こっちでの演奏をしたかったとか・・・鍵盤楽器は前に出れないからってのが理由ですが(爆)


■土井章 ◆川原正嗣
山崎警部補に不安を抱きつつも命令に従う部下。

新感線の舞台には出ていらっしゃるとか。。。ってことは阿修羅城の瞳にも出てたですね!覚えて無いんだけど~~~ 小市マンとも共演してましたか・・・
唯一普通っぽい役だった気がするなぁ。


■バーテン ◆前田悟
秘密保持に長けたバーテン。ミックスジューサーやシェーカー、泡立て機を操り、情報の漏えいを阻止する。

元自衛官だって~~~。今井さんみたいだね。
バーテンの時の秘密保持能力の高さに感服(笑)生クリーム(卵白か?)を混ぜる時は、大きなエプロンをした方がイイと思う。台拭きでは小さいでしょう。


■宮本金之助 ◆久保酎吉
監獄で知合った、調達屋の爺。実は銀平の父。

こういう老練な役者って好きなんだよね。飄々と演じる一つ一つの演技が、次の展開で大きく関って来る。凄いなぁ。伏線って言うのとは違うんだけど、銀平に与える影響は、信頼のおける爺ってだけでなく、ちゃんと父の愛があるんだよね。
最後にドラエモンこと、幼馴染みの木島刑務所長に語り掛ける時の優しい顔。いいねぇ。


■山崎拓三 ◆大高洋夫
警視庁の警部補。京介の秘密を捜そうと、執拗な捜査をする。実はこいつが真犯人。

一番始めに黒ずくめの男で出て来た時、その顔の印象を与えないアタリが凄い。次に証人として裁判に出頭して来るのだが、この時はちゃんとした警部補の身なりだった。
それがストーリーが進むに連れ、追い詰められて行く様が、言葉に姿に顔に現れどんどん壊れて行く。凄いなぁ。狂気して行く様が凄い。唯一、チラシやパンフの写真と同じ顔になってしまったのはこの人だけだ。


本格的なロックの演奏アリーの芝居アリーの。ごっつ満足な舞台。
笑いもストーリーもスカッとしている。お涙頂戴部分でさえ、ぼろぼろ泣くのでは無く爽やかだった。(←やっぱり泣いているオイラがいるんだけどね^^;)


JAILBREAKERS
振り返る暇もない

JAILBREAKERS
捨てられるプライドは燃える日に投げ出して
JAILBREAKERS
変わりゆく明日へと
後は wake up 心(ここ)次第!



JAIL … 監獄(留置所)
BREAKERS … 壊す者たち

是非、この歌、CDにして欲しいなぁ。。。