中学生の頃からずっとずっと恋しているお相手、大津皇子様。
いろんな歴史上の人物を好きですが、このお方ほど惹かれ続けている方はいらっしゃいません。
1月の話ですが、今年は十数年ぶりに大津に会いに二上山へ行きました。
あ、どーでも良いことですが(って、オイラ的にはこだわってますが)、個人的には「にじょうざん」とは読まず「ふたかみやま」と読んでいます。
「にじょうざん」って響き、趣ないでしょう?
やはり大和の時代を感じさせる「ふたかみ」の響きが好きなんです(*´ω`*)
ってな訳で、運動不足この上ないオイラの頑張り足跡でございます。
今回のルートは二上神社口下車で。

少し歩くと二上山がすぐ目の前に見えます。
「大津~久しぶり~♪」ってウキウキした気分と、「う゛~~~。これに登るのだぁ」って気分と複雑です(爆)

登り口にある葛木倭文座天羽雷命神社に、登山(とユー程険しくはないが)の無事をお願いする。

その昔登ったときは、この道はもっと荒れてていたんですが・・・綺麗に守ってくださっていて嬉しい限りです。
小さなお子様を2人連れたご家族も登ってらして、一人で登っていても心強かったです。
また、ワンコのお散歩でしょうか、山から下ってこられる方もポツポツ。
今でも二上山は愛されているんだと思いつつ、ひぃ~ひぃ~登る登る。

山頂近くなると、残雪などもあり・・・
たかだか517m(雄岳)の山と侮るべからず!って気持ちになりますね。
登り始めて小一時間。
ようやく山頂にある大津のお墓に到着。

どーん♪
こちらが大津皇子様が祀られている二上山の山頂です。
大津の遺体が埋められているわけではありませんが、大津を慕う人の心はここに集まっていると思います。

陵内にある碑には「大津皇子二上山墓」とあります。
磐余にある訳語田の自宅でで沙汰を受け果てたとされる大津皇子。
彼は死後、怨霊となったため、その御霊を鎮めるために二上山に祀られたと薬師寺縁起は言っています。
実際にどこに改葬されたかは、江戸時代に既にその場所はわからなくなっていることから、大伯皇女の歌から推察されているとのことですが、ここに大津の墓が設けられてからは、実際の場所がどこであれ、きっと大津の心はここにもあると思うんですよね。
あれです。あれ。千の風方式。どこにでもあるんです。いるんです。想う限り。
総都合よく考えながら、ぐるりと周りを歩きます。

時計回りで行きましょかね。

盛土部分は丸いんでしょうけれど、境界は四角く取られています。
中に入る扉。。。中に入りてぇ!!

こんもりワサワサ。木がいっぱいです。

なんだか中へ誘う道のようですよね。

灯篭なんかもあります。

ハイ。正面に戻ってまいりました。
初めて大津のお墓に来た時は、確か中学生でした。
天気の良い日で、墓前に寝転んで空の写真を写したことを覚えています。
大津が真上にいる気がしたんだよね。
空を見上げていると、登山途中であったおばちゃんと再会。
ゆるゆるお話を聞いていると、おばちゃんも大津が好きなんだって。時間があるときには、大津に会いに上りに来るそうです。
素敵~♪
ひとしきりおばちゃんと大津談義に花が咲きました。

まだしばらくお参りしているというおばちゃんと別れ、もう少し登ったところにあるホントの山頂を目指す(笑)
行く途中に、振り返ってもう一度大津のお墓をパシャリ。
少し歩くと、すぐに山頂に着きます。

以前来た時には、こんなのあったかな?

山頂には葛木二上神社が鎮座しております。
昔はここに登山料を納めるところがあったんだけど・・・なくなってました。

焦っていたのか、雌岳の山頂へ行かずに當麻へ下っちゃったオイラ。
途中、昔見た木立に似てる・・って思って歩いてたんですが、昔通った道とは違いました。だって、昔は雌岳山頂まで行ってから當麻を目指していたので。
どうやら少しショートカットルートだったのな。登ると非常に険しい道を下ります。
下りは膝にくるって言うけれど、上りの方がしんどいオイラであります。軽快に下っていきましたさ。
オイラを通り越す子供と話ししたりしながら、楽しく下山。

途中にこんな水飲み場があり、いつもと違う道もいいなって思いました。

今度は空のペットボトルを持っていこうかな(笑)

沢に沿って下るので、マイナスイオンもいっぱいです♪
さて、急いでくだったのには訳があります。
大津のお墓に詣でるってのがこの日のメインイベントだったのです。
山頂の陵墓でメイン終わり!
・・・
ではなく、こちらへも絶対行きたかったの!!

鳥谷口古墳。
大津のお墓とも言われている古墳です。

二上山付近にはこの鳥谷口古墳しか、古墳はないそうです。
謀反の罪で自害した大津を、もし古墳を作って弔ったとするなら・・・この小さな古墳は大津のお墓にふさわしいという考えもあるんですって。

古墳の入口はしっかり保護されています。

小さな石棺が中にあります。

花が手向けられているってことは、ここを大津の墓所として参っている方がおられるって事でしょう。
オイラ、花を持ってくる余裕はなかったよ(苦笑)

のんびりと古墳の前でぼんやりして、ようやく當麻へと下っていったのでした。

途中の當麻山口神社の鳥居。

更に下るとこんな碑が。。。

大津を歌った大伯皇女の歌碑ですね。
ちょっと泣ける。
更に下ると、當麻寺の奥の院に着くのです。
拝観料を払って中に入ると・・・

10月桜という小さな可憐な桜が咲いてました。

もちろん寒牡丹もまだ見ることができましたよ。(1月20日に行きました)

ギリギリ滑り込みで見られたようです。
数日前の寒波の頃だったら、雪を被ってたのなかぁ~とか思いつつ。

なんと、三叉も咲いてました。
可愛いねぇ~♪

一応、本堂も写してみる。
この中に中将姫子ちゃんの當麻曼荼羅があるんですね。

當麻寺の境内から見る二上山。
中将姫が見た「美しき人」を見たいなぁって思う。
當麻寺も堪能したので、少し早いけれど帰路に着く。
お腹が空いたので、大好きな中将餅屋さんに立ち寄ります。

中将餅とお煎茶のセット。

こし餡に見えるかもしれないけれど、ところどころに粒がある餡なんです。
草の香りがしっかりしてる、あっさりとした美味しいお餅。
當麻へ行ったら必ずお土産で買うんですよね。お店の中で食したのは初めてでした。
あぁ。のんびり。
大津を詣でた一日でした。
↑月イチ大津に会いに行こうと思いつつ、2月は既に行けずじまいでした^^;なるだけ行くぞと気持ち新たに3月を迎えるオイラのために、ポチをお願い致します☆
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いろんな歴史上の人物を好きですが、このお方ほど惹かれ続けている方はいらっしゃいません。
1月の話ですが、今年は十数年ぶりに大津に会いに二上山へ行きました。
あ、どーでも良いことですが(って、オイラ的にはこだわってますが)、個人的には「にじょうざん」とは読まず「ふたかみやま」と読んでいます。
「にじょうざん」って響き、趣ないでしょう?
やはり大和の時代を感じさせる「ふたかみ」の響きが好きなんです(*´ω`*)
ってな訳で、運動不足この上ないオイラの頑張り足跡でございます。
今回のルートは二上神社口下車で。

少し歩くと二上山がすぐ目の前に見えます。
「大津~久しぶり~♪」ってウキウキした気分と、「う゛~~~。これに登るのだぁ」って気分と複雑です(爆)

登り口にある葛木倭文座天羽雷命神社に、登山(とユー程険しくはないが)の無事をお願いする。

その昔登ったときは、この道はもっと荒れてていたんですが・・・綺麗に守ってくださっていて嬉しい限りです。
小さなお子様を2人連れたご家族も登ってらして、一人で登っていても心強かったです。
また、ワンコのお散歩でしょうか、山から下ってこられる方もポツポツ。
今でも二上山は愛されているんだと思いつつ、ひぃ~ひぃ~登る登る。

山頂近くなると、残雪などもあり・・・
たかだか517m(雄岳)の山と侮るべからず!って気持ちになりますね。
登り始めて小一時間。
ようやく山頂にある大津のお墓に到着。

どーん♪
こちらが大津皇子様が祀られている二上山の山頂です。
大津の遺体が埋められているわけではありませんが、大津を慕う人の心はここに集まっていると思います。

陵内にある碑には「大津皇子二上山墓」とあります。
磐余にある訳語田の自宅でで沙汰を受け果てたとされる大津皇子。
彼は死後、怨霊となったため、その御霊を鎮めるために二上山に祀られたと薬師寺縁起は言っています。
実際にどこに改葬されたかは、江戸時代に既にその場所はわからなくなっていることから、大伯皇女の歌から推察されているとのことですが、ここに大津の墓が設けられてからは、実際の場所がどこであれ、きっと大津の心はここにもあると思うんですよね。
あれです。あれ。千の風方式。どこにでもあるんです。いるんです。想う限り。
総都合よく考えながら、ぐるりと周りを歩きます。

時計回りで行きましょかね。

盛土部分は丸いんでしょうけれど、境界は四角く取られています。
中に入る扉。。。中に入りてぇ!!

こんもりワサワサ。木がいっぱいです。

なんだか中へ誘う道のようですよね。

灯篭なんかもあります。

ハイ。正面に戻ってまいりました。
初めて大津のお墓に来た時は、確か中学生でした。
天気の良い日で、墓前に寝転んで空の写真を写したことを覚えています。
大津が真上にいる気がしたんだよね。
空を見上げていると、登山途中であったおばちゃんと再会。
ゆるゆるお話を聞いていると、おばちゃんも大津が好きなんだって。時間があるときには、大津に会いに上りに来るそうです。
素敵~♪
ひとしきりおばちゃんと大津談義に花が咲きました。

まだしばらくお参りしているというおばちゃんと別れ、もう少し登ったところにあるホントの山頂を目指す(笑)
行く途中に、振り返ってもう一度大津のお墓をパシャリ。
少し歩くと、すぐに山頂に着きます。

以前来た時には、こんなのあったかな?

山頂には葛木二上神社が鎮座しております。
昔はここに登山料を納めるところがあったんだけど・・・なくなってました。

焦っていたのか、雌岳の山頂へ行かずに當麻へ下っちゃったオイラ。
途中、昔見た木立に似てる・・って思って歩いてたんですが、昔通った道とは違いました。だって、昔は雌岳山頂まで行ってから當麻を目指していたので。
どうやら少しショートカットルートだったのな。登ると非常に険しい道を下ります。
下りは膝にくるって言うけれど、上りの方がしんどいオイラであります。軽快に下っていきましたさ。
オイラを通り越す子供と話ししたりしながら、楽しく下山。

途中にこんな水飲み場があり、いつもと違う道もいいなって思いました。

今度は空のペットボトルを持っていこうかな(笑)

沢に沿って下るので、マイナスイオンもいっぱいです♪
さて、急いでくだったのには訳があります。
大津のお墓に詣でるってのがこの日のメインイベントだったのです。
山頂の陵墓でメイン終わり!
・・・
ではなく、こちらへも絶対行きたかったの!!

鳥谷口古墳。
大津のお墓とも言われている古墳です。

二上山付近にはこの鳥谷口古墳しか、古墳はないそうです。
謀反の罪で自害した大津を、もし古墳を作って弔ったとするなら・・・この小さな古墳は大津のお墓にふさわしいという考えもあるんですって。

古墳の入口はしっかり保護されています。

小さな石棺が中にあります。

花が手向けられているってことは、ここを大津の墓所として参っている方がおられるって事でしょう。
オイラ、花を持ってくる余裕はなかったよ(苦笑)

のんびりと古墳の前でぼんやりして、ようやく當麻へと下っていったのでした。

途中の當麻山口神社の鳥居。

更に下るとこんな碑が。。。

大津を歌った大伯皇女の歌碑ですね。
ちょっと泣ける。
更に下ると、當麻寺の奥の院に着くのです。
拝観料を払って中に入ると・・・

10月桜という小さな可憐な桜が咲いてました。

もちろん寒牡丹もまだ見ることができましたよ。(1月20日に行きました)

ギリギリ滑り込みで見られたようです。
数日前の寒波の頃だったら、雪を被ってたのなかぁ~とか思いつつ。

なんと、三叉も咲いてました。
可愛いねぇ~♪

一応、本堂も写してみる。
この中に中将姫子ちゃんの當麻曼荼羅があるんですね。

當麻寺の境内から見る二上山。
中将姫が見た「美しき人」を見たいなぁって思う。
當麻寺も堪能したので、少し早いけれど帰路に着く。
お腹が空いたので、大好きな中将餅屋さんに立ち寄ります。

中将餅とお煎茶のセット。

こし餡に見えるかもしれないけれど、ところどころに粒がある餡なんです。
草の香りがしっかりしてる、あっさりとした美味しいお餅。
當麻へ行ったら必ずお土産で買うんですよね。お店の中で食したのは初めてでした。
あぁ。のんびり。
大津を詣でた一日でした。

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