『道具置合 天然宗左口授』を読む79 2014年06月01日 | 茶書を読む 略す事はありません。 飾䑓子之事 一、 風炉水指に鐶がある時、これは水指の鐶を下げて置きます。 これは、風炉の鐶を上げて置くためです。 両様の内一つは上げますが、その内風炉の方を上げるようにします。
『道具置合 天然宗左口授』を読む78 2014年06月01日 | 茶書を読む 掛け、蓋置きも建水の脇へ置く事は略であり、草の形になります。 一、 常の薄茶には、初めから柄杓は蓋置きへ引いてもよろしい。 草であり、はなはだしく(厳う・いかう)略になります。 右はいずれも必ずそのようにするということでもなく、度の仕方でも間違いではありません。 その内でも、唐物点てより以上の重き手前は、
『道具置合 天然宗左口授』を読む77 2014年06月01日 | 茶書を読む にかけ茶荃通しをして、中仕舞の時は、前の様に柄杓を柄杓立てへ指し、蓋置きをその前へ置き付ける大体中間で行の形になります。唐物点て・茶通箱・茶筅飾りなどによろしい。 もっとも常の濃い茶のもよろしい。 中蓋の時も、蓋置きへ柄杓を引き、さて中仕舞いの時も柄杓を建水へ
『道具置合 天然宗左口授』を読む76 2014年06月01日 | 茶書を読む も柄杓は杓立てへ指し、蓋置きも杓立ての前へ置き付けてから、客付きに回ります。 これは法に従った形で、真のあしらいになります。 唐物点てより以上は、極力このようにしますが、そのうち唐物点ては少し略してもよろしい。 もっとも常の濃い茶を真に点てる時、このように中蓋を閉め、柄杓そのまま蓋置き
『道具置合 天然宗左口授』を読む75 2014年06月01日 | 茶書を読む 形です。 また回らずに、そのまま直接に柄杓を抜く事もあります。 回ることで体の位置が崩れてよくないので、この仕方も所作としてもっともですので、両方の仕方を用います。 炉䑓子真草行 一、 初めは常の如く、中蓋の時も柄杓を杓立てへ指します。 もっとも、あしらいの蓋置きもあしらって、中仕舞いの時