『道具置合 天然宗左口授』を読む84 2014年06月02日 | 茶書を読む この間へ杓蓋置引く事なし 水 風炉 柄杓図の如し 一、 この様にばかり飾る事あり。 ずいぶん略な形です。 これは、常の手前で、ただ長板を置いたというだけになります。 一、 向こう板などにも、この様に置きます。
『道具置合 天然宗左口授』を読む83 2014年06月02日 | 茶書を読む 䑓子長板棚類にて風炉の時、前にて仕舞う事は決してありません。 とにかく水指の前です。 運びの時だけ前で仕舞ます。 その理由は、運びの時は、水指の前で仕舞っても差し支えがなく、そもそも、水指の前で仕舞うというのは古躰の形だからです。 長板の事
『道具置合 天然宗左口授』を読む82 2014年06月02日 | 茶書を読む その外の棚は皆四畳半点てです。 ただし、䑓子、袋棚、紹鴎棚、四畳半点てにする時は、初め茶具飾りは、䑓目の通りにして、棗、茶筅を置き合わせる時に、角に掛けて置きます。 そして、仕舞う時は、初めと同じように䑓目の形で置きます。 䑓子長板にて仕舞う事
『道具置合 天然宗左口授』を読む81 2014年06月02日 | 茶書を読む と、宗匠が言われました。 この時は、風炉ばかりの事でした。 これは、また飾り䑓子とは別の考え方になります。 䑓子ですることがもっともよろしい。 棚類四畳半手前にする事 一、 䑓子は、大方䑓目点ですが、時には四畳半点てにすることもあります。 袋棚も同じで、紹鴎棚も水指を出し掛けた時はすることもあります。
『道具置合 天然宗左口授』を読む80 2014年06月02日 | 茶書を読む この風炉丸板を敷いて用いることもあります。 もし冬に花月且座などする時、炉のない座敷で飾り䑓子をこのようにすることは適当かどうか