「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

グループホーム

2009-07-30 21:56:27 | 熊本フットケアアカデミー
フットケア講座に参加される受講生の中には、介護関係の仕事をされている方がたくさんいらっしゃいます。
今回もグループホームに勤めていらっしゃる方がいました。

以前、テレビでグループホームの紹介があっていたのですが、お年寄り数名が一緒に生活されていました。
料理が好きな方、お花を育てるのが好きな方、手芸が得意な方など、それぞれの個性を生かして
楽しい毎日を暮らしておられました。
年をとって、一人暮らしになったら、そういう仲間と暮らすのもいいかな、と思えるようなところでした。

興味があったので、どういう方が暮らしていらっしゃるのかな、と尋ねたら、
今の介護保険制度では、グループホームというと認知症の人が対象で、終の棲家として利用されるかたもいるそうです。

現在9名の方が入所されているそうですが、お世話がたいへんですよね。
24時間体制で夜勤のときなど、トイレに行ったお年寄りが自分の部屋がわからなくて戻れなかったり、
自分の家と勘違いして、「うちの食器を勝手につかって、お礼も言わん」と怒る人もいるそうです。

先日の新聞記事にもあったのですが、認知症の人は自分ではそうだ思い込んでいるので、
それを否定されるとパニックになるみたいですね。
だから、有り得ないことでも否定せず、話をあわせてあげると安心するのだそうです。

その方も、お年寄りに話を合わせてあげているそうで、わけがわからなくなることもあるけど、
結構面白いですよ、と仕事を楽しんでいらっしゃるようです。

自分の親とか身内が認知症になると、そんなはずはない、という思いと、しっかりしてよ、という気持ちが交差し
むきになってしまうので、精神的にきつくなってしまいます。
ちょっと距離をおいて、客観的に見てあげるというのも大事かもしれませんね。
コメント
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