英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

チコ吉や、チコ吉や

2016-12-12 | ネコ話(動物)
日曜日の夕刻、姑の手術は無事済んだ。
執刀医の先生は、以前102歳の女性に同じ手術を行ったことがあり、その予後の良さも含め、絶対の自信を持っておられたそうだ。
そんな先生に執刀していただけたなんて、ありがたい。
本当に幸運なことだった。
しばらくは今の病院にお世話になって、その後、リハビリのできる病院でしばらくリハビリをしてから帰宅することになるようだ。


私は仕事でいろいろあって、家に戻ると11時を回っていた。
盲目のチコ吉の様子が少しおかしいと夫が言う。

確かに、全く食べないし飲まない。
なんとなく体が硬いし、動かない。
呼びかけると、時々鳴いて返事をしてくれるのだけれど。

どうしたらいいだろう?

ねえ、チコ吉や
どうしてほしい?

チコ吉の見えない瞳をじっと見つめる。


今まで散々病気の子たちを見送ってきた。
助かってほしい、否、死んでほしくないとう自分の気持ちだけで、ずいぶん無理をさせてしまった子もいる。
ほんの一瞬目を離して、一人でいかせてしまった子もいる。
結局、何をしても、何を選択しても、見送った後は後悔しか残らない。


ねえ、チコ吉や
どうしてほしい?

私の膝の上で、チコ吉は答えない。


決心した。
19年近く、この家の中で過ごしてきたんだものね。
もう残された日が余りないのなら、このままそっと、家で見送ってやろう。
できる限り、家族の膝の上で過ごさせてやろう。

それでいいよね、チコ吉や?









コメント (4)
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