左目探偵EYE

期待していたドラマが酷い出来だったときの　何だか妙にサビシイ気持ちを
某スパイドラマで経験したばかりなので　
過剰な期待はしないようにしようと思って見た「左目探偵EYE」だけれど
意外に面白いドラマだったので嬉しい～。

それにしても　このドラマ　連ドラにする気満々というか
もう連ドラになることが決まっているのかな～と思わせるというか
そんな雰囲気の漂うドラマの作りなのね～。
連続ドラマ化されるコトが発表されていて　このSPドラマを見せられるのなら
このような結末でもいいのだろうけれど
単発のスペシャルドラマとしては　
大きな物語のプロローグ的な要素が大きくて　ちょっと物足りなさを感じるので
もう少し完結したお話にしたほうがよかったのではないかなぁと思う。

それでも　山田涼介くんは　やっぱり演技が上手で　
謎を解き明かしていく役は　とてもはまっていると思うし
謎解きのコンビの相方である　石原さとみさん演じる狭山瞳との息もぴったりで
二人の会話は見ていて面白かったな。
狭山瞳のキャラは　「パズル」の鮎川に似ているけれど
鮎川ほどアクが強くないし　可愛らしさもあるので　狭山瞳のほうが好き。
鮎川とパズルの３人の生徒たちより　愛之助と瞳のペアのほうが相性が良さそうに見えるし
二人のコミカルな掛け合いは　かなり面白くて　連ドラになっても楽しめそう。

江戸川乱歩の怪人二十面相？　ルパン三世？　って感じの　
非常に精巧に作られた人面マスクを脱ぎ捨てた瞬間は　かな～り気持ちが萎えたケド
（今後の連ドラ化のためには　夢人（横山裕）を生かしておかなくちゃいけないのは分かるけど　
あの展開だけは　どうにかならなかったのかしらね～と思ってしまう。）

「ペンキ塗りたて」とあれば　どうしても触ってみたくなり
「故障中」とあれば　どうしても使ってみたくなる　という
どうしようもない性癖の瞳の様子を　ドラマの中にうまい具合に入れ
パソコンが保管されている「関係者以外立ち入り禁止」の札が貼られた部屋に
関係者でもない愛之助と瞳が立ち入る機会ができる理由付けを　
きちんと作っていたことが　今回のドラマで一番面白かったところかも。


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