Lee's Diary

ドラマが好き。
お気に入りのドラマの感想をつぶやいています。

Mother 第8話  *感想*

2010-06-02 | 春ドラマ(2010)感想
* Mother 「断ち切れない絆」 *

あれほど酷い虐待を行っていた仁美(尾野真千子)を 一体どのように描いていくのか
とても興味深くて 見るのを楽しみにしていた第8話。
期待を裏切らないストーリーで見応え充分 素晴らしかった。

かなりの時間を割いて 丁寧に丁寧に描かれていく仁美と怜南(芦田愛菜)のエピソード。
女手ひとつで生きていくことに疲れ 子供の些細な行動に苛立ったり
子供をどのように躾けていったらいいのか すぐに答えの出ないことだけに 心が揺れ動いてしまったり
子供の友達の親の目線や意見に神経質になってみたり
(バザーのメールから見えてくる)PTA行事が ちょっと煩わしく思えたり
出かけたいのに 子供がなかなか寝てくれなかったり そんな日に限って体調を崩す子供にイラっとしたり
子供連れに向けられる 周囲の厳しい視線が気になってしまったり・・・
子供を育てていくうえで誰もが経験するようなエピソードや思いが 見事に そしてリアルに描かれていたと思う。

真人(綾野剛)と出会ってから 少しずつ異常を見せ始める仁美と怜南の関係も
丁寧な描写で しっかりと見せるストーリーとなっていて とても良かった。
仁美が 真人の虐待に初めて気付かないフリをする瞬間や
怜南の「助けて」という言葉を聞き 怜南を抱いて裸足で飛び出す仁美の様子
死ぬこともできず 歩道橋の上で泣きじゃくる様子などなど
仁美には決して共感はできないけれど 我が子を虐待するようになってしまう女性の心情の変化が
痛いほど伝わってくるエピソードとなっていたと思う。
それにしても 人って一度たがが外れてしまうと どうすることもできなくなって
堕ちるところまで堕ちてしまうものなのね。
回想シーンの前半で描かれていたのは 子供を持つ母親なら誰でも感じる思いや 誰もが経験する閉塞感。
そのストレスに耐え切れなくなって 子供を虐待する行為に走ってしまう母親と 
そのストレスと上手く付き合って 乗り越えていく母親の違いは何なのだろう?
ふと そんなことを考えてしまう。

甘い言葉を囁かれ フラッと仁美の前に姿を現してしまう怜南。
仁美が優しい母親だった頃のことも しっかり覚えている怜南の様子から
てっきり怜南は仁美を選ぶのだと思って見ていたのに
怜南から発せられた言葉は 「怜南は天国に行ったの。」「もうママじゃないからね。」・・・。
この展開には驚いたなぁ。7歳の子供に実の親を捨てさせる このドラマ。恐るべし。

奈緒(松雪泰子)が仁美に語った言葉も 知的な奈緒ならではの説得力のある内容だったことが とても良かった。
けれど そんな奈緒の言葉も仁美の心に響くことはないのね。
怜南に「好きじゃない」と言われて はいそうですかと引き下がり 
我が子の心を取り戻す努力さえ放棄してしまう幼稚な仁美と
強い覚悟を持って怜南の母親となる決意をする奈緒の対照的な様子も 印象深いものだった。   

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離婚同居 第3回  *感想*

2010-06-02 | 春ドラマ(2010)感想
* 離婚同居 「みんな踊っちゃお」 *

今回のストーリーは 娘の百々(北村燦來)に焦点が当てられていたのが良かったな。
ちょっと個性的な顔立ちの北村燦來ちゃん演じる百々。
大(阿部サダヲ)と直子(佐藤江梨子)は 自分達の問題にかかりっきりで
百々ちゃんがひとり置いてきぼりといったカンジのストーリーが続いていたのには 
ちゃんと意味があったのねぇ と納得してしまう第3回。
ちょっとおませで シニカルな雰囲気も漂わせている百々だけど 両親の離婚はやっぱりストレスとなっていたのね。
こんな百々の様子をきっかけにして 変化を見せ始めた大の思いを直子が知ることになり
意外な大の言葉に 感動さえしていた様子の直子。
こりゃあ 少しずつ大と直子の関係は修復されていくのかな?と思いきや
ラストシーンを見ると そうそう簡単に修復されそうにはない様子。
果たして 直子は大の元へ戻るのか それとも 新しい人生を歩んでいくことになるのか・・・。
どちらもアリな感じのストーリーとなっているだけに 結末が気になってきたわぁ。

大の母親 徹子(江波杏子)に取り入ろうとして亜美(小林涼子)だけじゃなく
美里(西田尚美)までやってきたのは驚いたなぁ。
トドメに早乙女(東幹久)まで徹子の顔を見にやってきて 小中家が大混乱する様子は面白くって良かった。 
めずらしく女らしい格好をした美里に突っ込む大の様子も笑えたなぁ。
女性の心理にまったく無頓着なのに 亜美に美里に お弁当屋の小笠原(大久保佳代子)まで
何故か女性にモテモテの大。 そんな大のキャラと 
イケメンではないのに どこか魅力的なオーラが漂う阿部さんが うまくハマっているのがいい。
そうそう バラエティ番組でお見かけする大久保さんが好きなので 今回は小笠原の出番が多かったのも嬉しい。
独特の表情を見せる大久保さんの雰囲気は もたいまさこさんを彷彿させるような感じもあっていいわぁ。 

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離婚同居 第1回  *感想*
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新参者 第7話  *感想*

2010-06-02 | 春ドラマ(2010)感想
* 日曜劇場 新参者 「刑事の息子」 *

今回は いよいよ直弘(三浦友和)に焦点が当たるのだと思っていたけれど
直弘に焦点を当てつつも 今回の加賀のターゲットとなっていたのは上杉(泉谷しげる)なのね。
直弘に関する謎を あちらこちらに散りばめておきながら 直弘のエピソードは次回まで取っておいて 
その直弘のエピソードに絡めるようにして 上杉のエピソードを描くという展開は結構面白くって良かった。
それにしても よくもまあ 直弘の謎を長々と引き伸ばしてくれたものねぇ・・・。
直弘と秘書の祐理(マイコ)が冒頭に交わす意味深な会話に
祐理の小指にはめられたリングの謎・愛人関係には見えないような直弘と祐理の関係 
何故 直弘は 上杉の挑発にあれほど激昂してしまったのか・・・などなど
直弘に関する気になるコトをたくさん描いておきながら 結局 その謎は何ら明らかにされなくて 
視聴者は なんと次週までおあずけ状態(笑)。
またしても ドラマ制作スタッフの思惑にまんまと嵌められたカンジねぇ。

上杉と和博(早乙女太一)のエピソードは 
今までにどこかで何度も見てきたような警察官の父親と息子の葛藤といったカンジで
正直 それほど感慨深い印象は受けなかったのだけど
とりあえず 何故 上杉があれほど執拗に直弘や弘毅(向井理)に執着するのか 
その理由が分かったことでスッキリ。
上杉と和博・直弘と弘毅 そしてラストには加賀(阿部寛)と父親の関係をチラリと窺わせて
今回のストーリーを 父と息子をテーマにしてまとめた演出は 面白かったと思う。

第1回から 気になって仕方がない小嶋(木村祐一)の扱い・・・。
あの とってつけたような唐突すぎるコミカルな演出・・・正直 全く面白いと思わないのだけどなぁ。
そうそう  今回は 警察署のトイレでのプチコントから ついに脱却したのねぇ。
だけど 恒例となっている たい焼き屋さんでのシーンのオチに小嶋を使ってしまったのは かなり残念。
今まで 加賀を使って大事に(執拗に)作ってきた「銀のあん」のシーンが 
何だか一気に台無しになってしまった感じがしてしまうわぁ。 
だって 小嶋を使って変化をつけた割には あんまり面白くないんだもの・・・。
「銀のあん」のシーンも そろそろネタ切れというトコロなのかしらねぇ。 

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