とても悩ましいお話だったなぁ。
トクラサトシとその家族、事件の被害者遺族と接して感じたことや、
乃十阿(小林薫)の娘であるという自分の立場を考慮して、
記事を書くべきか否か、揺れるケイト(吉高由里子)が印象的。
トクラサトシのことを思いやれば、真実を突きつけることへの躊躇いが生まれるし、
被害者遺族のことを思えば、事件の真相を伝えるという大義が生まれるだろうし、
乃十阿の娘という立場からすれば、ケイトが言うように、それはひどく無様なことのようにも思えるし、
岩谷(佐々木蔵之介)にとっては、週刊イーストの汚名を晴らすという意義が生じるらしいし、、
どの立場で捉えるかによって、想いは様々だねぇ。
そんななか、
尾高(柄本佑)に強く背中を押されてケイトが下した決断と、
出版社社長が下した決断は、そのどちらもが良かったと思えたわ。
いままでに散々、真実をほじくり返して世に発表してきたケイトが、
今回は記事を書かないというカタチでは、逆に嫌らしく感じてしまうし、
ケイトらしさが全く感じられず、違和感を持ったと思うもの。
かといって、あれを世に出してしまっていいのか?という抵抗もあったため、
いい感じの落としどころだったなぁ、、と思ったわ。
ケイトと尾高の関係のほうも、興味深く視聴。
いつもタイミングが悪い二人か~。
切なくて、ほろ苦くて、良かったわ。
こういう相性の悪さもあるかもなぁ、、などと思ったわ。
岩谷(佐々木蔵之介)の切り替えの早さや、割り切りの良さ、、
闇落ちした野中(重岡大毅)と、その後の野中、、
右トップを奪われて舌打ちする倉橋(小林きな子)、、
などなど、、
人物描写も最後まで楽しめて、面白く視聴できた最終回だったわ。
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