ジャワ島タンクバンプラフ山「噴火止まらず」インドネシア
インドネシアのジャワ島西部にそびえるタンクバンプラフ山は、先月26日に6年ぶりに爆発して以来、現在も活発な噴火活動が続いている。火口周辺では火山観測所の調査員が、24時間体制で目視による観測を続けている。
標高2084メートルのタンクバンプラフ山は、インドネシア第三の都市バントンから北へ30キロに位置し、楯のように緩やかな傾斜が特徴の火山。山頂の火口湖は、日本の箱根山のように温泉で作る卵が人気の観光スポットだ。先月26日に発生した水蒸気爆発以来、火山活動が活発化しており、ふもとのレンバン地区では連日、大量の火山灰が降って、住民はマスクが手放せない状態だ。(動画は7月26日の爆発で避難する観光客のようす)19日午後に始まった噴火では、白い水蒸気と、マグマ成分を含んだ黒い噴煙が噴出。火山性地震が非常に多い状態が続いているが、火口周辺では防災当局の調査員が24時間体制で火山の動向を監視していて、警戒レベルは4段階中2を維持しているという。