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端末割引

2019-08-25 08:53:25 | 日記

端末割引の上限は2万円 スマホの売れ行きはどうなる?

 

 総務省が6月、「モバイル市場の競争環境に関する研究会」において改正電気通信事業法に基づく新たな省令案を示しました。

【大手キャリアの販売コーナーでもミドルレンジのスマートフォンの比率が高まってきている】

 この省令案には定期(2年)契約の解除料は上限1000円、端末代金の値引きは最大2万円までという内容が含まれています。前回の連載では、これが携帯電話事業者の乗り換え(MNP)につながるかどうかという視点で、販売スタッフから話を聞きました。

 今回は、この省令案が機種変更を含むスマートフォン(端末)の売れ行きにどのような影響を与えるのかという視点から、引き続き販売スタッフの意見を聞いていきます。

フラグシップモデルが中心に売れてきた日本市場

 今まで、日本の携帯電話市場では販売価格が10万円を超える、「フラグシップ(旗艦)」あるいは「ハイエンド(高機能)」のスマホが販売の中心にいます。Appleの「iPhone」シリーズの最新モデルが、その典型例といえます。

 なぜ高価な端末が売れるのかといえば、過度な端末購入補助に一因を求めることができます。10万円超のスマホでも、「キャンペーン」を使うと半額、場合によっては“一括0円”で販売されることがあります。

 機種やブランドの知名度と割引額の大きさが相まって、ハイエンド機種に人気が集まるのも致し方ない状況だったといえます。

「割引上限2万円」で注目されるミドルレンジスマホ しかし……

 ここで端末代金の値引きが上限2万円に“抑制”された場合、ユーザー視点では現在の人気機種は金額面で「買いづらい機種」になってしまうことは避けられません。一方、販売に携わる店舗スタッフ側から見ても「端末を売りづらくなるのではないか」という不安があります。省令案がどう着地するのか、警戒心を強めているのが現状です。

 省令案がそのまま「省令」となった場合、その施行後は安価に購入できる端末として実売価格が3万円前後のミドルレンジスマホに注目が集まると思われます。

 しかし、この価格帯のスマホはAndroidのものがほとんど。これだけ「iPhone大国」となった日本において、販売スタッフは「安価であってもiPhone以外のスマホ受け入れられるのか?」という不安を抱えています。

 それでは現在、販売の最前線ではミドルレンジスマホをどういう人が購入し、どういう人が購入しないのか、販売スタッフの意見を交えつつ見ていきましょう。

買う人は「こだわりのない人」「料金を安くしたい人」

 まず、安価なミドルレンジスマホについて、売れ行きやユーザーの反応、販売員から見た印象を聞いてみました。

 「そもそもミドルレンジスマホは売れているのか?」という質問に対しては、こんな回答が多く寄せられました。

 以前よりも売れてはいます。ただし、(機種やメーカーの)指名買いではなく、お客さまから話を聞き、それを踏まえて提案した結果、(ミドルレンジスマホを)選ばれるケースが多いです。

 簡単にいえば、店員のアドバイスを受けて購入に至るケースが多いということです。

 さらに、「ユーザーにはどのような提案をしているのか?」と聞いてみると……。

 お客さまの話を聞いてみると、スマホでやりたいことが高性能な機種でなくても十分にできるケースが増えています。それを踏まえて「安価な機種でも十分にやりたいことができますよ」と伝えています。

 その上で「毎月の料金も安くなります」と案内すれば、「iPhoneがいい」といったこだわりがない限り、ミドルレンジモデルを買ってもらえます。

 とのことでした。機種やメーカー、あるいは機能面でのこだわりがない人がミドルレンジスマホに流れている傾向にありそうです。

 このような話もあります。

 始めから「安いスマートフォンはないか?」と聞いてくる、料金重視のお客さまが年々増えています。そもそもの端末価格が安いミドルレンジスマホは、乗り換え(MNP)でなく機種変更であっても販売しやすいです。

 端末価格の安さを重視する人にも、ミドルレンジスマホは受け入れられているようです。

買わない人は「iPhoneでないとダメ」

 このように、ポジティブな話がある反面、ミドルレンジスマホを巡るネガティブな話もあります。

 スマホの販売価格が高騰する中、通信料金を安くできるMVNOサービス(いわゆる「格安SIM」)の認知が進み、販売価格の安いミドルレンジスマホと組み合わせて「格安スマホ」として訴求する場面も増えています。

 しかし、こんな話もあります。

 「どうしてもiPhoneがいい。けれど高いから今は買わない」というお客さまも一定数います。

 「なぜiPhoneじゃなければダメなのですか?」と尋ねてみると、「Androidはすぐに調子が悪くなる。安い機種ならなおさら信用できない」という答えが返ってくることが多いです。

 あと、iPhoneを長く使っているユーザーが多すぎる、という問題もあります。アプリへの課金を始めとして、iPhoneやAppleに囲い込まれているユーザーに対して、Androidスマホを今更お勧めしても、機能や価格に納得できても買い替えは難しい面もあります。

 簡単にいうと、Androidスマホに良い思い出がない、あるいはApple(iPhone)のエコシステムにがんじがらめになっているという理由で、どうしてもミドルレンジスマホを勧められないというケースもあるのです。

iPhoneばかり売れた結果、店員の“知識”に課題が

 筆者自身も店員時代、国産Androidスマホの黎明(れいめい)期にお客さまから“不満”をぶつけられたことがあります。

 「防水」「おサイフケータイ」といったiPhoneにはない機能を搭載し、鳴り物入りで登場した国産Androidスマホ。それに引かれて購入したお客さまも少なからずいます。しかし、メーカーがスマホ開発に不慣れだったせいか、少なからず不具合も見受けられました。

 買って使ってみたら調子が悪い、何度も修理に出す羽目になった――こんなクレームを日々受けていたのです。

 初期のAndroidスマホの不具合に悩まされたお客さまの多くは、次の買い替えにiPhoneを選んでいきました。ある意味でAndroidスマホが「自爆」したことによって、「iPhone指名買い」が増えたのです。

 指名買いでiPhoneばかりが売れていくようになった結果、販売スタッフも当然iPhoneに“特化”する人が出てきます。結果としてAndroidスマホに対する知識の浅いスタッフが少なからず出てきました。

 Androidスマホに対する知識も深いスタッフであれば、機種代金や月額料金(維持費)といった金銭面だけではなく、機能面でも不安要素はないことを漏らすことなく伝えられます。さまざまなな面でiPhoneにこだわるお客さまにも、お得さや安心感を伝えられるだけの“一押し”もできます。

 しかし、その前提となる知識がないとなると、改正省令の施行後に端末販売台数を維持することが困難になる可能性もあります。ある販売店のスタッフは「豊富な知識を持つスタッフ育成が大きな課題になっている」といいます。

現場が期待するのは「安価なiPhone」?

 このような状況であることから、販売スタッフからはこんな声が聞かれます。

 安価に販売できるiPhoneが出てくればいいのですが、それがなければ販売が落ち込んでいく気がして不安です……。

 そろそろ2年落ちになる「iPhone 8」が売れ続けていることからも分かる通り、「iPhoneでないと嫌!」というお客さまは多いです。少し型落ちでも、安ければiPhoneを選ぶという人がまだまだ大多数だと思います。

 iPhone一辺倒の販売が長く続いた結果、安価なスマホを販売の軸に据えることに対し、不安の声は少なからずあり、その不安を払拭(ふっしょく)する手段として安価なiPhoneを望む声は大きいです。

 新しい省令が施行されてからしばらくの間は、売る側(店舗スタッフ)と買う側(来店客)との間で希望と現実がマッチしない日々が続くものと思われます。

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因果関係

2019-08-25 07:28:20 | 日記

阿蘇山噴火 2016年熊本地震との因果関係を解明!九州大

阿蘇山
2016年10月8日に噴火した阿蘇山(気象庁)

 熊本県の阿蘇山では、先月26日に中岳第一火口が噴火して以来、現在も活発な火山活動が続いている。九州大学大学院の研究グループはこのたび、2016年の熊本地震とその半年後に起きた阿蘇山噴火の因果関係を解明した!

 

 熊本地震は2016年4月14日のマグニチュード(M)6.5に続いて、二日後の16日に今度はM7.3の地震が発生。熊本県益城町を中心に最大震度7の揺れが連続して観測されたという、日本の観測史上初めてのケースだ。

 

 阿蘇山で噴煙の高さ1万メートルを超える爆発的噴火が発生したのは、それから約半年後の10月8日。当時、中岳第一火口の噴火は36年ぶりとあって、半年前の地震による影響を懸念する声が高まった。

地下のマグマや熱水が劇的に移動

火山性微動
火山性微動の時空間変化(赤:2016年4月16日~9月7日)、青は2015年1月~2016年4月16日と2016年9月8日~同年12月31日まで)(写真は阿蘇ジオパーク推進協議会)

 

 九州大大学院工学研究院/カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の辻健教授は、2015年1月から2016年12月までに阿蘇山の中岳で発生した約1万8000地点の火山性微動の位置を正確に特定する手法を開発。(辻の「しんにょう」は点がひとつ)

 

 その結果、火山の地下1キロ地点で発生していた火山性微動の位置が、熊本地震をきっかけに東側(地図上の青い点の分布)から、西側(赤い分布)へ突然移動。さらに、10月の噴火前に、西側から、再び元の東側へ戻った事実をつきとめた。

 

噴火予知にも役立つ手法を開発

断層
左:阿蘇山中岳第一火口を上空から見た俯瞰図。西側には布田川断層が伸びている。右上:辻

 

 火山性微動は、地下のマグマや熱水が移動したり、沸騰して気泡が発生することによって発生すると考えられており、火山性地震に比べ、継続時間が長いのが特徴だ。

 

 今回とらえられた急激な変化は、地震直後や噴火前に阿蘇山内部のマグマや地下水の動きが大きく変わり、噴火を誘導したことを明らかにしている。研究グループは「火山性微動の位置を正確にとらえる手法によって、将来の噴火予測に利用できる可能性がある」として、防災情報に結びつけたいと話している。

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