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受け継ぐ“皇室外交”の本質

2019-05-27 08:42:48 | 日記

トランプ来日 「メラニアは大変皇后を尊敬しています」新天皇と雅子さまが受け継ぐ“皇室外交”の本質

 令和の皇室外交がトランプ米大統領の来日でスタートする。宮中晩餐会を主催される新天皇と皇后が、トランプ大統領夫妻を国賓としてどのようにもてなすか、注目が集まる。

雅子さまは通訳なしでアラブの女性王族と語られた

 新天皇と皇后の「皇室外交」のはじまりは、1994年、ご成婚後のアラブ7カ国訪問に遡る。当時、徳仁皇太子と雅子妃は、男女が同席しないイスラムの慣習に基づいて別々に晩餐会に臨んだ。男性社会の中東で、雅子妃は元外交官だったキャリアを活かし、女性王族に囲まれて通訳なしで会話を和ませたという。アラブの女性王族の中に女性皇族が入ったのはこれが初めてで、「アラブの王室と重層的な関係が作れたのは大きな意義がある」と評価された。

 新天皇と皇后の、上皇と上皇后になかった特質は、外国での生活体験(いずれも英国での暮らしだった)があるということだ。経験に裏付けられたグローバルな国際感覚を持っていることでもあり、これは令和の皇室外交の大きな強みとなるだろう。トランプ大統領の父はドイツ、母はスコットランドからの移民で、メラニア夫人は東欧スロベニア出身。欧州をよく知り、世界各国を訪れている両陛下との間で話が弾むのは間違いない。

「メラニアは皇后さまを大変尊敬しています」

 トランプ大統領のふだんの言動から、両陛下や皇族に対して失礼な振る舞いがなければいいが、と心配する声が一部にある。しかしその心配はないと思う。すでに“予行演習”をしており、同大統領も日本の皇室のありようもしっかり勉強しているからだ。

 同大統領は2年前の2017年11月、当選後初のアジア歴訪で日本を訪れた。このときトランプ大統領とメラニア夫人は、天皇、皇后だった現在の上皇、上皇后のお住まいの皇居・御所を訪れ、懇談している。

 トランプ大統領は天皇に「お会いできて大変光栄です」と述べ、天皇は「お気持ちをうれしく思います」と応じ、懇談は和やかに行われた。天皇は大統領と通訳を介して、皇后はメラニア夫人と英語で話した。天皇は大統領に「両国はかつて戦争をした歴史がありますが、その後の友好関係、米国の支援で、今日の日本があると思います」と感謝を表明している。懇談後、両陛下は御所の車寄せまで見送ったが、トランプ大統領は皇后に「メラニアは皇后さまを大変尊敬しています」と語った。これはお世辞ではないだろう。

 懇談に同席した宮内庁関係者は「大統領は日本の皇室の歴史や、天皇陛下の日本における位置付けをしっかりと認識し、敬意を払って対応された」と語っている。トランプ大統領夫妻は訪日前のブリーフィングで美智子皇后が皇室で果たしてきた役割を知り、特に同じ立場のメラニア夫人は尊敬の念を強めたと思われる。

トランプ大統領はミニマリズムの美をどう見るか

 今回、トランプ大統領は初めて皇居・宮殿に足を踏み入れ、晩餐会などのもてなしを受ける。同大統領がどのような印象を受けるか興味深い。というのは皇居・宮殿に初めて足を踏み入れた外国の賓客の多くが、その雰囲気に強い感銘を受けるからだ。

 世俗的な欧州の王室にはない鎮まって凛とした空気。広い大きな空間に余計な装飾は一切なく、品のいい花瓶が一つ置いてあるだけ。贅沢な装飾をこれでもかと重ねていく米欧のインテリアとは対極にある、質実で堅実なミニマリズムの美だ。そこに日本人の精神的ありようを見る賓客は多い。安全保障、経済、貿易など、日米の懸案は横に置いて、トランプ大統領にとって日本再発見の機会になるのではないか。

ワインはどこの国に対しても常に最高級品が出される

 皇室にはどこの元首の館にもない原則が徹底されている。それは「誰に対しても差別せず平等に、最高のもてなしで接遇する」との両陛下の姿勢を反映した原則だ。宮中晩餐会はフランス料理にフランスワインと決まっているが、ワインは常に最高級品が出される(白はブルゴーニュ地方、赤はボルドー地方、シャンパンは祝宴のときの定番のドン・ペリニョン)。これは米国であろうと、アフリカの小国に対してであろうと変わらない。

 残念ながらトランプ大統領はアルコールは嗜まないから、ワインに興味はないだろう。しかしこれはすごいことなのである。米ホワイトハウスも、英バッキンガム宮殿も、はたまた仏大統領官邸のエリゼ宮でも、自国との関係性によって待遇に差をつけるのはふつうのことだ。自国にとって大事な国であればより高級なワインを出すし、さほど重要でない小国であればそこそこのワインですます。政治の世界では差をつけることは当たり前に行われている。しかし皇室はこうした政治性から一線を画しているのである。

 皇室は政治にかかわらないが、皇室が強力なソフトパワーであり、日本外交にとって最大の外交資産であることは外交に携わる人たちの共通認識だ。日本の首相が何度訪問しても不可能だったことを、天皇が訪れることによってなし得たことは少なくない。一例がオランダである。

長い、長い黙とうだった

 日本人にとってオランダは風車とチューリップの国で、江戸時代から出島を通じて文物と世界の情報をもたらしてくれたというよきイメージがある。しかしオランダ人の日本に対する認識は第二次大戦にある。戦争の緒戦、日本軍は蘭領インドネシアを占領し、オランダ人の軍人、民間人の計約13万人を強制収容所に入れ、栄養失調や風土病などで約2万2000人が亡くなった。死亡率は約17%に上り、シベリア抑留で亡くなった日本人捕虜の死亡率(約12%)より高い。

 これは戦後、特に引揚げ者に日本への恨みとして残り、1971年に昭和天皇が非公式訪問した際には、デモ隊が投げた魔法瓶で昭和天皇の乗った車の窓ガラスが割れた。こうしたこともあって、オランダは両陛下が訪れることの出来ない国として最後まで残った。

 先の天皇、皇后が初めて国賓として訪れたのは日蘭交流400周年の2000年。最大の焦点は訪問してすぐに行う首都アムステルダムの戦没者記念塔での慰霊だった。約2500人の市民が見守り、全国にテレビ中継されるなか、両陛下は慰霊塔に花輪を供え、黙とうした。「長い、長い黙とうだった」と、そこに居合わせた日本の外務省関係者は異口同音に語っている。

 その夜、ベアトリックス女王主催の歓迎晩餐会で、天皇はここでも異例ともいえる約10分間の長い答礼のお言葉を述べた。両国の長い交流に触れ、先の大戦について「深い心の痛みを覚えます」と語り、同時に両国の関係のために力を尽くした人々の努力に「改めて思いをいたします」と結んだ。

 4日間の滞在中、両陛下はさまざまな人と交流した。ライデン大学では、両陛下は寮の窓から手を振る女子大生たちに気付き、足を止めて言葉を交わした。この模様は新聞一面に写真付きで大きく掲載された。また小児身体障碍者施設では女児が皇后から離れようとせず、皇后が微笑みながら抱いている写真も新聞を飾った。これらは日本に対するオランダ世論を劇的に変えた。当時、両陛下を迎えた元駐オランダ大使の池田維氏は「両陛下の訪問で日蘭関係が新しい段階に進むことができたのは、いま振り返れば明らかです」と語る。

 2006年、ベアトリックス女王は適応障害で療養中の雅子妃を、皇太子、愛子内親王とともに静養のためオランダに招き、離宮などで2週間過ごさせたが、これも様々な歴史を経て、皇室がオランダ王室と家族ぐるみでつきあってきたからこそ実現したものだろう。

 究極のところ皇室外交は、天皇、皇后の人間力に負っている。両陛下の振る舞いやお言葉が、訪問国の人々の間に日本のよきイメージを浸透させ、これが国と国との友好的な雰囲気を醸成する。

 新聞やテレビでは「天皇は外国元首と面会された」「皇居・宮殿で晩餐会が開かれた」と断片しか伝えられない。しかし長い伝統文化をバックにした静かな皇室外交には、人間味溢れる心の交流があり、彩り豊かな人間模様が広がっている。またそういうものが国と国の関係を動かしているのも事実なのである。


M8.0

2019-05-26 18:14:03 | 地震

ペルー北部でM8.0、津波の恐れなし?

 

米地質調査所(USGS)によると、日本時間26日午後4時41分ごろ、南米ペルー北部を震源とするマグニチュード(M)8.0の地震が発生した。

 

  地震が発生したのは、ペルー北部のラグナス近郊で、震源の深さは約110km。ハワイの太平洋津波警報センターは、この地震による津波の心配はないとしている。

 

 USGSによると、震源域は、南米大陸の下に海側のナスカプレートが沈み込んでアンデス山脈を形成させた地震活動の活発な地域。ペルーでは今年2月にもエクアドルとの国境付近でM7.7の地震があったばかりで、3月にも内陸部でM7.1があいついでいる。

 

季節先取りの暑さが続く

2019-05-26 18:11:13 | 日記

月曜も真夏の暑さ 火~水曜は九州から関東は雨

 
 
27日(月)は、九州は天気は下り坂。四国、中国地方から北海道は、強い日差しが降り注ぎ、季節先取りの暑さが続く。28(火)から29日(水)は、九州から関東は曇りや雨、暑さ収まる。

●5月として記録的な暑さ 北海道で39度超える

26日(日)、日本列島は、上空1500メートル付近で15度以上の暖気に覆われています。北海道では、上空1500メートル付近で、21度以上の暖気が流れ込みました。5月としては、統計開始の1957年以来、最も暖かい空気です。午後3時までの最高気温は、最も高くなったのは北海道の佐呂間で39度5分でした。年間を通しての北海道の史上最高気温を更新しました。東京都心は32度6分で、5月として観測開始の1876年以来、最も高くなりました。30度以上の真夏日になったのは、全国のアメダス925地点のうち553地点で、今年最も多くなりました。

●27日(月) 九州から天気下り坂 真夏の暑さ続く

27日(月)は、黄海付近に発生する低気圧が日本海まで進む見込みです。前線が、夜にかけて大陸から九州まで延びるでしょう。

沖縄は雲に覆われる見込みです。九州も雲が広がるでしょう。長崎など早い所は、昼過ぎから雨が降り出し、夜は広く雨雲がかかる見込みです。長崎では夕方以降、雷が鳴り、バケツをひっくり返したような雨が降る所があるでしょう。四国や中国地方は、午前は晴れる見込みです。午後は雲が多くなり、夜は雨が降り出す所があるでしょう。近畿、東海、北陸、関東、東北、北海道は、朝から強い日差しが降り注ぎます。日中、日差しを遮る雲は、ほとんど広がることはないでしょう。午後のにわか雨は、東北南部の山沿いに限られそうです。

日本列島の上空1500メートル付近では、15度以上の暖気に覆われたままでしょう。最高気温は、雲に覆われる九州では、30度以上となる所はない見込みです。それでも25度から28度くらいの所が多く、汗ばむ陽気でしょう。四国、中国地方は、28度から30度くらいの所が多い見込みです。近畿から東北は、午前中に30度以上となる所があり、季節先取りの暑さが続くでしょう。内陸では、35度くらいまで上がる所がある予想です。北海道は、30度以上の所が多く、真夏並みの気温が続くでしょう。26日、5月として記録的な高さとなった東部では、海風が吹きやすく、猛烈な暑さは収まる見込みです。

●28日(火)~29日(水) 九州~関東は曇りや雨 北海道は暑さ続く

28日(火)から29日(水)にかけて、日本列島を気圧の谷が通過する見込みです。九州から関東は、曇りや雨でしょう。今のところの予想では、今月20日から21日にかけて降った雨ほどではありません。ただ、局地的に発達した雨雲がかかる可能性があります。最新の気象情報をご確認下さい。最高気温は、28日は九州から近畿で、29日は東海や関東で、ほぼ平年並みになる見込みです。東北や北海道は、28日、29日ともに日差しが届く所が多いでしょう。今回の暑さのピークは過ぎるものの、最高気温は平年より高い状態が続く見込みです。

30日(木)以降

30日(木)は、本州付近は、高気圧に覆われる見込みです。九州から北海道は、日差しが届く所が多いでしょう。最高気温は6月下旬から7月並みの所が多い予想です。

31日(金)から6月1日(土)にかけて、上空の気圧の谷がゆっくり日本付近に近づく見込みです。南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるでしょう。全国的に、雲が広がる見込みです。今後、予報は雨に変わる可能性があります。


勝手に湯船へ!!

2019-05-26 10:12:38 | 日記

クマの「お風呂いただきます」米テネシー州の民家を訪問 勝手に湯船へ

クマ
湯船に浸かるクマ!(Hannah Elizabeth Strickland)

 人気お笑い芸人のサンドウィッチマンが、一般家庭の風呂に入れてもらうNHKの番組が人気だが、米南部のテネシー州では、別荘のバルコニーに置いたお風呂でリラックスするクマが見つかった!

 

 お風呂好きのクマさんが現れたのは、テネシー州東部の山間にあるガットリンバーグ。グレート・スモーキー山脈国立公園のふもとの山小屋で休暇を過ごしていたハンナ・エリザベス・ストリックランド(Hannah Elizabeth Strickland)さんは今月4日、裏庭に面したポーチで水音がするのに気づいた。

バシャーン!

今まさに
そんな姿勢じゃ滑るよ!(Hannah Elizabeth Strickland)

 

 

 キッチンの窓の網戸越しに、そっと外をのぞいたところ、ついさっき、ボーイフレンドがかぶせておいたフタを取り払って、屋外風呂のふちに乗ろうとしている1頭のクマを発見。

 

 バシャーン!…水音とともにクマが湯船に落下。大慌てで飛び出すかと思いきや、なんと気持ちよさそうに浸かり始めたから驚いたのなんの。

 

家族が呼びに現れた

クマ
家族に呼ばれた瞬間のクマ(Hannah Elizabeth Strickland)

 

 クマは浴槽のなかにどっかり腰を落ち着かせて、人間のように目をつぶりながら、数分間、リラックスした表情を浮かべていた。ハンナさんたちが「このまま、うちのお風呂がクマのお気に入り場所になったらどうしよう」と話していたとき、近くの茂みから子グマを連れた母子が現れて、入浴中の子グマに向かってしきりに何かを訴え始めた。

 

「しょうがないなあ」とばかりに、クマが湯船から抜け出したのを確認したハンナさんたちが急いで風呂フタを閉めたところ、再び戻ってきたクマはすべてを悟ったようなあきらめ顔で、ビシャビシャの体のまま、元来た森のなかに消えていった。その後ろ姿を見送ったハンナさんたちは、ホッとしながらも、どこか罪悪感を覚えたそうだ。

こんな和む映像は楽しい


全国最高気温を更新!

2019-05-26 09:59:38 | 日記

北海道 佐呂間で9時前に35.2℃を観測 今年の全国最高気温を更新

 

今日5月26日(日)の北海道は、南からの暖かい空気が流れ込んでいることや、地形と風の影響によるフェーン現象も加わって気温が高くなっています。

道東の佐呂間町にあるアメダス佐呂間観測所では、8時40分すぎに気温が35℃を超えて、猛暑日となりました。全国の今年最高の気温を更新しました。

北海道で5月に猛暑日となるのは、史上初めてです。

37℃が予想される地点も

昼間は気温がさらに高くなるところが多く、道東の内陸を中心に最高気温が35℃以上の猛暑日となるところが増える予想です。

予想最高気温の高いところでは、北見で37℃、帯広で36℃まで上がる予想です。北見では今朝の最低気温が11.8℃だったため、朝と昼の気温差は25℃程度になる予想です。

暑さに慣れない時期のため、熱中症に注意・警戒してください。運動会が開催されるところも多いですが、屋外で長時間過ごす場合は特に警戒が必要です。また駐車中の車内なども非常に危険です。

こまめな水分・塩分補給、運動や屋外作業の際は休憩をしっかりとるなど、熱中症への対策を心がけてください。