2月13日 移殖日。
朝早く、8時40分にクリニックに行きました。
この日、移殖する人は私を含めて4人でした。
私の前に既に3人の方がみえていました。
紙製のガウンに着替えて、一人で、個室で待機。
ゆったりした気持ちで待ちました。
私はお腹の上にお守りや大事なもの、友だちからもらったブレスレットを置いて、
「大丈夫」と言い聞かせていたら、自然と気持ちが落ち着きました。
“音”が聞こえてくる。
1人目、2人目、3人目…次は私の番。
その部屋に入ると先生が精神統一してる?
目を閉じて、開いたと思ったら、気合が入ってる。
ふつーのおじさん先生だけど、かっこよく見えちゃうもんね。
卵は先生が思った位置に宿らせてくれました。
だって先生、「ヨッシャ、ええとこや!」って納得の一言くれたもん。
何となく嬉しく感じた先生の「ヨッシャ」
その後一時間横になり休んで、注射を打って家に帰る。
採卵より、移殖より…やっぱり一番痛いのは注射です。
そんなに身体はしんどくはなかったけれど、母に来てもらった。
それは、甘え下手な私にとっては最大の甘えで、とてもありがたいことでした。
私のお腹に、赤ちゃんが宿ることを願っているのは私以上に母かもしれない。
そして義母かもしれない。
孫が見たいから…からではなく、
私たち夫婦の幸せを祈ってくれているの。本当にありがたい。
ありがたくて、涙が出てくる。