夫婦になって満21年。
22年目に突入です。それで、
手紙を書きます。
伝えたいことを書いていきます。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
たくさん伝えたい。
この21年間で一番感謝していることは、
あの日、
不妊治療をしようと言ってくれたこと。
自然に妊娠するのを待っていたけれど、
年齢を重ねていき授からなかったときに
後悔しないようにと。
背中を押すでもなくただ、一緒に頑張ろうと。
あの日を境に私は変わった、その気になった。
そして、出会えた命。
何にも変えられない、唯一無二の命。
命はそもそも唯一無二のものだけど、
アナタと私の命と命で授かった命はやはり、
宝物よりも宝物。
同い年の私たち、我の張り合い。
ケンカになると双方折れません。
賢い妻は夫を立てて引き下がりますね、
私は引き下がりません。
でも頭が冷えると歩み寄るのは私です。
どうしても素直になれないのがアナタです。
こないだのケンカ。私が先に怒りました。
私が仕事の土日、最近はアナタが料理係。
とっても美味しいし、ありがたい。
共働きなんだから当たり前と周りは言うけど、
私はとても感謝しています。
そんなアナタに今回の週末は
「少しは楽してね」の意を込めて、
煮込み料理、作り置きプレゼント。
仕事を終えて家に帰ると私の作り置きは無視?
な献立。鰤の刺身を感動しながら頬張っている。
笑って済む話なのに、八つ当たりが始まる。
悪気のないアナタを見て、腹が立ってきた。
まだ感動を声に出しながら、頬張り続ける。
イヤミか。腹立ちを表に出してしまった。
器の小さいヨメだと思う。ごめんね。
美味しい、はなくても、
気持ちを汲み取って「ありがとう」が欲しい。
私はもう20年も一緒にいるのだから、
私の取り扱いをそろそろ覚えろと言いますが、
アナタは同じセリフを言い返したいでしょうね。
私はアナタのことを影でこう言っています。
オコゴト大臣
インケン男
昭和
フキハラ夫(不機嫌ハラスメント)
あと時々友だちにアナタのことを
「アイツ」と言って話題にしています。
友だちは仲良し夫婦と言って笑ってくれます。
私はアナタのことを影でこう思っています。
幸せですか。
私と結婚して良かったですか。
笑っていると嬉しい。
美味しいと言われると嬉しい。
手伝ってくれると嬉しい。
親孝行をしなさい。
アナタを幸せにしたい。
アナタは私と結婚したら絶対に幸せになる。
それが私のプロポーズだったからね。
幸せにしたい、幸せであって欲しい。
そう願っています。この思いは不動です。
あ、それからアナタからの愛は
ちゃんとキチンと伝わっています。
ありがとう。
そして、
今ある幸せは娘と出会えただけではありません。
アナタと出会い、アナタと過ごす今があるから、
幸せだと気づきました。
これからも硬派な顔をしておちゃらけてください。
これからも自己中旅で構いません。同行します。
これからも健康でたくさんの思い出を作ります。
春夏秋冬四季折々を楽しみます。
美味しいものを食べて楽しみます。
老後はたくさんの思い出話の花を咲かせます。
老後の思い出も作ります。冥土の土産です。
それが老後の楽しみです。
これからもずっと、よろしく。
cocchiy