2001年 7月
同い年のいとこが亡くなった。
27歳。交通事故だった。
あっけなく、逝ってしまった。
彼の死を受け入れるのに時間がかかった。
同じ年の11月、私は結婚式を挙げた。
そのいとこの父と母である私の叔父叔母に
出席してもらった。
自身の息子の急逝から4ヶ月後のこと。
バンザイをして祝福してくれた叔父の顔。
叔母さんはどんな顔をしてたかな。
ごめんなさい、ごめんなさい。
ごめんなさい。
辛いときに祝福なんて、ごめんなさい。
ごめんなさい。
ずっと心の奥にあった。
彼がいなくなって18年。
先日、父の七回忌で親戚が集まった時、
ふいに叔母が私の歳をたずねた。
今年44歳だよ、と答えると、
あの子ももう44なんだー、と見せた表情。
そして、息子の事故の知らせを受け、駆けつけた病院の看護師の話になった。
息子を前に立っていられなくなった叔母の隣でずっと温かい手が支えてくれていて、そのことにとても感謝をしていること。
叔母はその時のことを、昨日のことのように話し続けた。
大きな目から涙がこぼれ落ちていた。
私は叔母のことはとても好きだけど、
私と会うと辛くなる気がしていて、
いつも控え目に接している。
私も彼に会いたいときがある。
いつも本能的で周囲に心配をかけていた。
いつも本能的にみんなのことを愛していた。
だから、従兄弟はみんな彼のことを特別視していた。みなに愛されていた。
私も大好きだった。
もうすぐ飲みに行こうと約束していた。
まとまりがない、文章。
18年経っても、まとまらない。
cocchiy