私が生まれたとき
かっかは何を感じた?何を思った?
あのねぇ、めちゃくちゃ幸せだった。
かっかは力むのが下手で
あなたはなかなか生まれてこなくて
痛くて、でもね、幸せを感じていたよ。
生まれた直後先生が慌ただしくなって、
私はぼーっと生まれた幸せに浸ってて、
でも何か流れ出ているらしい、
出血が止まらないらしい。かなりの量だ。
出血箇所が分からない、先生が言った。
「お産は何があるか分からないから」とも。
えっ聞こえてますけどー笑
長年のプロの勘、適当に縫い合わせたら
やっと止まった。
全く怖くなかった。
無事に生まれてきてくれたことの方が、
私にとって重要だったことが分かる。
その後、重度の貧血になったけど、
何にも不満なんてなかったよ。
結婚27歳、出産38歳。
あと10日で39歳笑
赤ちゃんに会いたくて会いたくて、
たくさん泣いてたくさん羨んだよ。
たくさんの人が妊娠を喜び、出産に安堵した。
あなたは祈りの子。感謝の子。
ね、やっと会えた。
ようこそ素晴らしい世界へ
空も海も風も鳥も大地も美しく心動く。
ここはそんな世界です。
両手を広げて待ってたよ。
現在10歳。
綺麗なお月さんをかっかと一緒に眺めるのが大好きな小5女子。
私もあなたとお月さんを眺めるの大好きです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
cocchiy