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1997年に『Emma エマ』で女性として初のアカデミー賞の作曲賞を受賞する。それ以後は、特にラッセ・ハルストレム監督との仕事で高い評価を得ており、『ショコラ』と『サイダーハウス・ルール』でもアカデミー賞の候補になっている。
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作詞:岩井俊二
作曲:菅野よう子
真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしい
あの街を 思い出す
叶えたい 夢もあった
変わりたい 自分もいた
今はただ なつかしい
あの人を 思い出す
誰かの歌が聞こえる
誰かを励ましてる
誰かの笑顔が見える
悲しみの向こう側に
花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう
夜空の 向こうの 朝の気配に
わたしは なつかしい
あの日々を 思い出す
傷ついて 傷つけて
報われず 泣いたりして
今はただ 愛おしい
あの人を 思い出す
誰かの想いが見える
誰かと結ばれてる
誰かの未来が見える
悲しみの向こう側に
花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう
花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう
花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
いつか恋する君のために
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先日、素晴らしき世界というタイトルでブログを書いた。それで思い出した。
もうずいぶん前だけど、イラク戦争の取材中に殺害された橋田信介さんという戦場ジャーナリストがいた。その当時のドキュメンタリーで橋田さんの奥様が長く戦場にいた橋田さんが帰国されたときにいつも聴いていた曲を紹介されたことを。
それがこの曲。この素晴らしき世界。
What A Wonderful World
ルイ・アームストロング
I see trees of green and red roses too
緑鮮やかな木々や赤いバラ
I see them bloom for me and you
私たちを楽しませてくれるその自然の輝きを眺めながら
And I think to myself
私は心の中でこう思う
What a wonderful world
なんて素晴らしい世界なのだろうと
I see skies of blue and clouds of white
澄み渡る青い空、そして白い雲
The bright blessed day, the dark sacred night
燦々と輝く祝福の日、心静まる聖なる夜
And I think to myself
私は心の中でこう思う
What a wonderful world
なんて素晴らしい世界なのだろうと
The colors of the rainbow, so pretty in the sky
七色の虹はとても美しく空にかかり
Are also on the faces of people going by
街ゆく人たちの顔も染めていく
I see friends shaking hands
友人たちは握手をしながら
Saying, "How do you do?"
“こんにちは” と声を掛け合う
They're really saying
心では本当はこう言っているんだ
"I love you"
"愛しているよ” って
I hear babies cry and I watch them grow
赤ん坊の泣き声を聞きながらその成長を見守る
They'll learn much more
彼らはこれから多くのことを学ぶだろう
Than I'll ever know
私が知っていることよりも もっと多くのことを
And I think to myself
そして心の中でこう思う
What a wonderful world
なんて素晴らしい世界なのだろうと
Yes, I think to myself
私は自分にこう語りかける
what a wonderful world
なんて素晴らしい世界なのだろうと
どんなに酷い現実を目にしても、この世界は素晴らしいことを思い出すかのように聴いてみえたと。奥様はその後ろ姿を見つめていらっしゃるVTRだった。とても印象に残っている。
今、コロナ禍と言われる時代を迎えた。恐らく収束はしない。もう誰のことも責める気になれない。非常識な行動の人は別だけど。こんな状況の中でも自然の猛威は容赦なくまた亡き人をつくる。もうやめてよ。やめてくださいと思う。会社でもここまで感染が拡大する中で経営陣は青竿している。決定しなければならないことが多すぎてパンク寸前じゃないかと思う。平静を装う姿がある。役員だって政治家だって非常事態解決のプロじゃないわけで、それは専門家の先生方も同じで。でもリーダーシップは取らなきゃいけなくて。それで、経済をストップさせてしまったらもう生きていけない方々が出てきてしまうわけで。命と経済は切り離せないもの。GO TOキャンペーンも複雑に受け止めていて、私は利用しない、というか旅行にはなかなか行けないと思うけど、多くの方々が生きるために必要な施策なんですよね。そのために感染が拡大する恐れがあっても。もう責められない。責められないけど、怖い。苦しむ人が増えていく。国の財政は大丈夫なのか。今後も日本は日本でいられるのかな。涙がぽとぽと溢れます。
でも、明日は来るから。
ただ今は一日一日を大切に笑顔でいる。
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様々なことがこの先もある。
何となく、最近は特に自分に似たような感性の持ち主と一緒に行きたいとこだわっている。
と言うわけで、母を誘ってみた。
「ノートルダムの鐘」
聖堂に響く聖歌。
身震いがするほどの歌声を身体に浴びて、
涙が浮かぶ。
そんな始まりだった。
エンディングはアナタの胸に何かが届きますように。という投げかけがあり、
私に何が届いたかと、考えた。
生きることとは。
愛することとは。
主人公のカジモドはジプシーの娘に出会い、
そのことを初めて知るのだった。
悲しいエンディングの奥底に温かさを感じたのは、そこに人間の本質を見たからだと思う。
誰かに強いられた生き方ではなく、
自分で感じ、
自分で選択し、
自ら行動する。
自分だけの生き様に出会えたカジモドはある意味幸せではなかったのか。
震えたわ。今回の劇団四季。
カーテンコールでのスタンディングオベーション。鳴り止まない拍手。
震えたわ。超感動。
右半身が不自由な母もたまらず立ち上がり、
拍手する姿に、別の涙が溢れるのであった。
母さん、一緒に行ってくれてありがとう。
cocchiy