ここあコテージⅡ

鳥撮り、ガーデニング、手作りした物などを紹介します。

プチ遠征⑥コクガン&オオバンの関係

2023-01-15 05:56:08 | 

平内町を後にして、帰路、青森市の各漁港に寄りました。

年末に漁港に行った時にはコクガン(黒雁)が見られませんでした。

今回はいましたよ!

午後は天候が少し曇りがちでしたので、

少し暗めになりました。

 

漁港には20羽ほどのコクガンの群れがいました。

白黒の羽模様がシックで大人っぽい印象です。

多くのカモ・雁は海のみならず内陸の湖沼、川でも見られますが、

コクガンは海でしか見られません。

 

冬鳥で、東北以北で見られます。

カモ目 カモ科 コクガン属 

冬鳥として飛来  55-66cm 

 

 

近くにはオオバンもたくさんいました。

 

お互い黒ずくめの仲間同士、よく一緒にいる事が多いです。

一見平和的に見えますが、実は結構餌を巡っての争いがあります。

 

 

オオバンはクイナ(水鶏)の仲間なので、

潜水が得意で、海藻などを巧みに採ります。

 

 

一方コクガンは潜りはできません。

なので、オオバンが潜って採った海藻を、

コクガンが横取りしようとします。

(この海底には緑色の海藻がたくさん生えているようです)

 

 

コ「おい、海藻をよこせ!」

オ「嫌だよ、これは僕のだもん!」

 

 

コクガンはしつこく海藻を横取りしようとしましたが、

オオバンがうまく逃げて、餌は奪われませんでした。

オオバンも結構強いですよ。

 

 

私の疑問の一つは、コクガンとオオバンは

いつもセットで見るということでした。

実はコクガンは「労働寄生」の対象として

オオバンを選んでいるようです。

「労働寄生」というのは、先ほどのコクガンの行動のように、

他人(鳥)の採った餌を「横取りして生活している事です。

まさにコクガンとオオバンの関係はこの「労働寄生」による事なのでした。

それで疑問が解けました。

コクガンは潜れないので、生きる為には

仕方ない行動だったわけですね。

 

 

 

 

コクガンの羽ばたきが見られました。

 

 

お腹の白黒の縞々が目立ちます。

 

 

陸に上がっていたコクガンとオオバンたち。

ここでは海藻が流れて来るので、

争うことはありませんでしたよ。

 

続く

 

 

***

 

 

新年明けて早くも半月が経ちましたね。

昨日までの嘘のような高温も、一転して今日から低くなります。

そして、こちら地方はこの1週間はマイナス日がありそうです。

新しい1週間の始まり、今週は良いニュースが聞かれますように!

 

 

 

 

コメント (2)
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