いきなりですが、オシドリの成鳥・オス
(昨年5月撮影・弘前公園にて)です。
1年の中で一番美しい時期のオスの姿です。
カモの中でも一番美しいとされるオシドリのオス。
顔の横のひげ?や、銀杏のような尾羽、
カラフルな全身など、とにかく美しいの一言です。
まるで置物のようですよね。
オスの嘴は少しピンクがかっています。
繁殖期にしか見られないオスの美しさですが、
繁殖期を過ぎると、徐々に換羽していきます。
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今回、弘前公園の池にオシドリ・オスが数羽いました。
ここで悩ましいのが、換羽した(エクリプス)オスなのか、
それとも、若鳥なのかの識別です。
この子は換羽が少し始まったように見える成鳥のオス。
銀杏のような尾羽はすでになくなりました。
顔のひげはまだ立派ですね。
でも、顔が少しくすんだような色をしています。
この時期のオスでもメスを伴って行動していました。
まだ繁殖の可能性があるということですね。
左にいるのがメスですが、嘴は黒く、全身地味です。
こちらのオスは別個体で、この子も美しさのピークは過ぎたように見えます。
この子もメスと一緒に行動していました。
まだモテモテのようですよ。
こちらはどうでしょう。メスに近い地味なオスたち。
嘴の色がピンクっぽいのは残るので、メスとの違いがわかります。
最初、この子たちは換羽してしまったエクリプスなのかと思いましたが、
でも、もしかすると若鳥なのかもしれないと思いました。
若鳥の特徴は、胸や脇の白斑とのことですが、
それではわかりにくいですね。
一緒にいるのは同じ頃に生まれた兄弟なのでしょうか。
この子も若鳥なのかもしれませんね。
弘前公園ばかりではなく、県内のあちこちの池で繁殖していますが、
やはり人慣れしているのはここのオシドリならではです。
毎年繁殖しているなら、カルガモたちのように、
もっとたくさんのオシドリたちがいるはずですが、
10羽以上は見た事がないので不思議です。
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今日は27℃予報です。少しは過ごしやすいでしょうか。
今朝もどんよりとして、冴えない朝を迎えています。
週の後半、バテないようにしなくては。
皆様もご自愛下さいね。
オシドリの雄、エクリプスへの変遷をご覧になれるのは、北国の特権ですね。
メスのような外見ですが、クチバシのピンク色で区別できるのですね。
都内にお住いの、鳥類画家の方の近所に居残りのオシドリ♂がいるそうです。
観察していると、ほんの数日で繁殖羽の美しさが衰えていくとか。
その速さに驚いていらっしゃいました。
いつもコメントをありがとうございます。
そうです、北国ならでは特権ですね。カモ類で変化が見られるのはオシドリとマガモです。
オシドリは特に顕著に変わるので面白いですよね。
数日で美しさが衰えて行くのですか!ほんの数日の美のピークのうちに、オスは婚活して、
なんとか相手と繁殖しなくてはならないのですね。オスは大変ですね。
不思議な事に、弘前公園ではまだ一度もオシドリの雛を見た事がありません。メスもこの時期あまり見ないので、
きっとどこかの茂みに隠れて子育て中かもしれませんね。ここで雛をみたいものです。