弘前公園の蓮池で、カワセミが出て来るのを待っていた時、
目の前に出て来たのは、カイツブリの若鳥でした。
顔の横に幼鳥のシンボルであるシマシマが若干残っている
今年生まれの若鳥だろうと思います。
先日生まれたばかりの雛たちの兄貴分に当たる1番子の1羽かも。
この子は親と離れていて、1羽だけで行動しています。
何回も水中に潜るので、体はずぶ濡れです。
蒸し暑い日なので、気持ちが良さそうです。
先日生まれたばかりの2番子たちは、
ずっと遠くに数羽でいて、親も近くにいます。
親の背中に乗った写真を撮りたいと思いましたが、
遠すぎて無理でした。
前回紹介した抱卵していた親鳥です。
全員無事に生まれてホッとする暇も無く、
雛たちを育て、安全に守らなくてはならず、忙しそうです。
さて、先ほどの1番子の若鳥の話に戻りましょう。
おっ!どうやら何かをゲットしたようです。
この蓮池には小魚、鯉、エビ、ザリガニ、カメなど、
水中生物がたくさんいるようですが。。。
もがく餌を咥えて、何回も水中に落としては拾い、
格闘しながらも、何度も果敢にチャレンジしている若者の姿は、
カイツブリと言えども、応援したくなります。
あっ!これはどうやらアメリカザリガニのようですね。
蓮池の蓮の根を喰い荒らして、とうとう全滅にまで追いやった外来種です。
ここにカイツブリなどの野鳥がいるのは幸いな事ですね。
こんな大きなザリガニをどうやって食べるのかと
じっくり観察していると、やはりハシビロコウたちのように、
頭から飲み込む方法で、あっという間にペロッと食べました。
よくあんな堅いものを丸呑みできるものですよね。
喉や食道が傷つかないのが不思議です。
カイツブリもカワセミなどのようにペリットを
吐き出すのでしたか??
若鳥は、「ひとりで上手にできたよ」と
私たちに見せつけているかのように、近くを何度も行き来していました。
そんなわけで、かわいい雛たちを撮影出来ない代わりに、
若鳥が近くにひょこっと現れてくれたおかげで、
楽しいひとときを過ごせました。
***
暑い毎日に加え、鳥に会えない何日間が続き、
とうとう在庫も尽きてしまいました。
野鳥に出会えるまで、しばらくは鳥以外の話題が続きます。
明日はおいしいものの話です。
いい場面が撮れましたね。
なんとなく、誇らしげな顔つき愛しいです。
がんばれ、若鳥!
いつもコメントをありがとうございます。
この日、カワセミを撮影したかったのですが、なかなか木陰から出てこなくて、がっかりしていたら、
近くの水面から、ひょっこり出てくれたのが、この子でした。
アメリカザリガニは、蓮池の天敵みたいなもの。カイツブリがいてくれるので、蓮も助かります。
この子の兄弟の2番子たちもたくさんいるので、みんな元気に育ってほしいですね。