アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

あたりまえの少しまえ

2016年01月17日 | 作品展のこと

     満ちる少しまえ

今日「それぞれの現在展2016」が無事に終わりました。
お越しいただいた方々、ありがとうございました。
代表の大塚さんはじめ、お世話になった他の作家のみなさま
本当にありがとうございました。

そして、今回、思ったよりも好評をいただいた作品がこれです↑

お世辞や社交辞令で褒めてもらう言葉はなんとなくわかりますが、
今回は本当に「良かった」と言われているのが伝わってきました。
※私はね、おいしいものを食べたときやかわいいものを見たときに、
 その人が発する言葉で本音かどうかわかるコツをつかんでいるのです

自分でも不思議ですが、どこが良いのかわかりません
もちろん良いものを作ろうと思って作った愛しい作品ですが、今までの私の
作品を観てきた方々が「良い!」と言ってくださっても、いつもとどこが
違うんだろう?って、逆に考えるきっかけになりました。

和紙を漉くときの、それを使って作品を仕上げる時の、あたりまえの仕事を
してきただけなのになあって不思議に思うけど、今回はたくさんの油絵や
アクリル画、彫刻などの中に並べているので、よけいに和紙そのものが表に
出てきていると感じられるからでしょうか。漉いて、水を落として、乾かして、
糊を作って裏打ちしてっていう、あたりまえの仕事を。

少し欠けて、これから満ちていく月は、私が和紙を始めた頃によく作っていた
デザイン。だから、基本に戻って作ってみた作品とも言えるかな。
九州にも持っていこう!とりあえず、しばらく寝室に飾ってみよう

いつも、絵が描けないとか、デザインができないとかごちゃごちゃ言ってる
けど、シンプルで和紙ならではの自然にできる模様や特性を活かして
作品に仕上げていくのが私らしくていいのかもしれませんね。

ついでに最近の作品。
アメリカのやまさんに送った白紙の本。やっと届いたって連絡がきたので、
ここでるーちゃんと一緒に取った写真を公開します。

写真の中の腕にもるーちゃんがとまっているよ

もうひとつ、名古屋から故郷に帰る友達に贈った作品。

これも、るーちゃんと。
一緒に観に行ったイルミネーションの写真を使って。
コメント
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