今回の宿は南会津にある会津高原のペンション。懸賞応募した無料宿泊1泊招待が当たったのでした
・・・というと凄そうだけど、実は1名分のみ無料で同行の1名はそれなりの金額を取られます。いわゆるモニター料金での宿泊と同じ。でもまぁ少しでも安く泊まれるならいいか、と思い今回のバースデー宿に決めました
しかしこのペンション、実は時間に厳しい恐るべし宿でありました。
オーナーの基本方針にブレがなく、客に媚びることもないスタイルはある意味すがすがしい
16:00前にけさかけ橋を出発したのですが、宿まで130kmくらいあり、ナビの到着予想時刻が20:00を過ぎていました頑張れば19:00過ぎには着くだろうということで、宿に到着が遅れる旨の電話を入れました
私:すみません、まだ遠いところにいて、到着が19:00過ぎになってしまいそうです
オーナー(以後オ):今どこにいるんですか?
私:標識がないのでよく分かりませんが、足尾から日光に向かっている途中です。
オ:どこですか?日光が混んでいるんですか?
私:いや、あまり今いるところは詳しく分かりませんけど、とにかくまだ日光にも着いていません。
オ:食事は18:30からなんですけど。
私:すみません。頑張って行きますけどその時間には間に合いそうにありません。
オ:他のお客さんへ料理を出す兼ね合いもあるので。
私:(はぁ?)じゃあそのタイミングでいいので一緒に出して置いてください。
オ:それはできません。料理が冷めちゃうので。
私:(…でどうしろと?)とにかく頑張って急いでいきますので。
思いもかけない電話のやり取りにテンションだだ下がりです
オーナーは食事の時間のことを言うだけで、こちらの状況など聞く耳を持たず。そりゃ客の到着が遅れれば迷惑なのはわかるけど、こんな言い方ある?腹立たしいやら悲しいやら、ダンナっちの大切な日の宿に選んでしまったことを激しく後悔いっそのことこの宿に泊まらないにしようかと思ったくらいです
しかしその後ダンナっちのアグレッシブな運転のおかげで19:00前に到着お食事時間の18:30を少し過ぎたくらいで、ちょうど他のお客さんに料理を出している最中でした。
「パパさ~ん、一番遅いお客さんが着きましたよ~」って、奥様も何気に失礼でないの
ここでオーナーにご対面。これまた電話でのやり取りも納得してしまうようなキャラのおじさんで、なんか許せるというか・・・。でも「急がせちゃって悪かったですね」なんてねぎらう言葉の一つもありません
部屋に荷物を置いてすぐにダイニングに向かうと、先に2組座っていました。今日の客は3組だけなのか…
お食事はボリューム満点です食事中は音楽がかかっているわけでもなく、妙にシーンとしており、3組とも声のトーンを抑えながら話す感じでした。そんな中、すぐ横の厨房から奥様の声がよく聞こえ「ちょっと早いけどデザート出しちゃおうかしら」と言ってたと思ったら、本当にさっさとデザートを出すとどこかに行っちゃいました。
お食事を食べ終え、部屋に戻ると寒い部屋には空調設備が見当たらず、布団に入るしかありません
そのままいつのまにか寝てしまい朝を迎えるのですが、7:55くらいに奥さんが各部屋をノックして甲高い声で起こしにきました。朝のお食事は8:00からなんだけどね~5分前に起こしにきますか。
また怒られるのも嫌なので、早々にダイニングに行きましょう
朝もボリュームがあり美味しかったです。そして窓から見える景色は高原らしい紅葉で気持ちいい
まもなく厨房から奥さんの声が聞こえてきました。「まだ来ないなぁ。もう一度呼びに行ってこようかしら」・・・どうやらまだ来ていない1組のカップルのことを言っているようです時刻は8:05ちょい前
また最後のお会計の時、オーナーに「招待券は?」と言われ、当選メール兼招待券をプリントアウトして持ってこなくてはいけなかったのをすっかり忘れていました「あれがない場合は通常価格をいただきます」って超厳しいんですけど・・・
とりあえず「帰ったらFAX入れます」と言うと、「FAXじゃダメです。郵送してください」だってなんでそこまでさせるのか
ちなみに料金の明細書を見ると、暖房費300円×2名も加算されてました。夜のダイニングが最初のうちだけ少し暖かかっただけで、部屋や廊下にはまったく暖房が入ってなかったのにセコッ
ここまでやられると逆に面白いけど、二度と行くことはないでしょう
ただ、強く印象には残る宿でした