宇都宮大学の公開講座のひとつであり、農作物や森林被害、生活安全など、全国各地で深刻化しつつある、人と野生鳥獣の軋轢問題を解消するために必要な知識と技術を学ぶ、「鳥獣管理士養成講座全13回」の4回目が、6月13日(土)に板荷地区で開催されました。
講座の内容は、平成24から25年度にイノシシによる農作物被害が顕著であった上板荷5区から9区の住民と地元のスーパーであるヤオハンさんとが協働でワイヤーメッシュ柵を約9.2km余り設置して被害が軽減しただけでなく、板荷でできた柚子や小ナスをヤオハンさんの店頭で販売していただくという成功事例を紹介するものです。
この取り組みは、平成27年2月に第2回全国鳥獣被害対策サミットの鳥獣被害対策優良活動表彰で農林水産省生産局長賞を受賞しました。
詳しくは、平成27年3月4日のデジコミ【平成26年度鳥獣被害対策優良活動表彰&受賞プレゼン】をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/community_2007/e/0c3ae9cfe6c424d89aa1c1cc9a0d1043
東京大学で行ったプレゼンテーションを当事者である齊藤秀男さんが説明しました。
遠くは、三重県や徳島県などから、26名が参加して、真剣に聞き入っていました。
みなさん、それぞれが今抱えている問題を解決しようと取り組んでいる方たちや、退職後地域に貢献できることとして目指している方たち、反対にまだ小学生のかわいいお子さんまで、鳥獣管理士の資格を取得しようと、本当に真剣に目指している方たちばかりでした。
お天気に恵まれ、無事、現地見学も終えることができました。
大変お疲れ様でした。