想像以上に個性はしぶとく残ります

　 10月10日（月）・11日（火）は休校となりますどうぞよろしくお願いいたします




　第80期文演（22/7/16～22/9/10）アンケートからです。

  きょうは、大学生のＲさん。

  2022-07-17「一気に4組くらいのお客様から何かを頼まれても、」のＲさんです。

  先月末、気象予報士試験に合格したＲさんです、と紹介したほうが早いかもしれません



  　 Ｒさんの文演アンケート


Ｑ．1　当講座をどんな目的で受講しましたか？
Ａ．1　・一番の目的は、卒業論文をきちんと書くことです。現在大学4年生で論文執筆が迫っているため、文章の書き方を学ぶ必要がありました。加えて、来年から社会人となり文章でコミュニケーションを取ることが多くなるだろうと考えました。そのため、この大学生最後のタイミングで入会当初から勧められていた文演受講を決意しました。

 
Ｑ．2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか？
Ａ．2　・文章とはこんなにも個性が出るもの、そして経験が出るものなのかと驚きました。ある程度文章の書き方を学べば個性はつぶされていくものだと思っていましたが、想像以上に個性はしぶとく残ります。文演に参加して、出版されている本の文章とは少し違う文章をたくさん読んだからこその感想です。


Ｑ．3　宿題の「要約」はどうでしたか？
Ａ．3－1「授業前」 ・要約はあまり自信がなかったので、早めに提出できるように課題が出た直後から取りかかった。要約を考えるにあたり、ひたすら文章を幹と枝と葉にわけた。一回提出した後、松田先生からは合格点をいただいていたものの、松田先生にいただいたアドバイスと次の授業で学んだことを照合し、直すべきところを自分なりに考え文章を修正していった。

   この修正の段階で、わたしの最初の文章は悪い方向に向かっていったのではないかと心配している。幹を抜き、いらない葉を入れる作業になってしまっていないか。結果的にガチャガチャした文章になってしまっていないかなど、かえって気になることばかりが増えてしまった。

Ａ．3－2「授業後」・一番必要とする要素が抜けていた。授業で習ったことが消化しきれていなかった証拠である。同じ文演のメンバーが授業内容を消化し応用させ要約に反映させているのに対し、作業の段階で良くない方向に進んでしまう自分に腹が立ってしまった。授業内容の理解と復習が足りていなかったと考えている。自分の文章を読みとても恥ずかしくなったうえ、同じ授業を受けていたのに吸収できた量が違うのかもしれないと、少し悔しい気持ちになった。

　 要約課題であらわになった自分の文章を書くときの癖は、そのときから常に気にするようにしている。今では部分的に直していったことが主な要因だと考えている。修正するならば、もう一度構成からゆっくり組み立てる必要があった。

   最終回を受講しながら、文章執筆時になぜ癖が出てしまうのかを他のメンバーの要約と比較して考えてみた。おそらく、論理的な展開にしようとするときに、文章と文章のいわば糊代の部分が大きすぎるのだと思う。これから卒論を書くにあたり、他のメンバーの要約を何回も見直して、良いところを自分の中に取り入れていき、改善していきたい。

Ｑ．4　全体的な感想をお聞かせください。
Ａ．４　・アンケートも含め、文章には隠すことのできない等身大の自分が出てくることを痛感した。松田先生には、わたしの全てを見抜かれているのではないかといつもひやひやしている。文演の要約も、自分のページは途中から鏡に映る自分のように見えてきた。正直醜い自分だった。しかし裏を返せば、自分自身が成長した分だけ文章には自然と現れてくる。

   卒論が喫緊の課題ではあるものの、来年からは社会人となり毎日文章を書き、コミュニケーションをすることになるためさらに文章力が課題になってくる。社会人になる前にさらに成長し、文章に映る自分がより理想の自分となるよう、文章力を磨いていきたいと思っている。そのためにも読書は欠かせないものであり、時間がある大学生のうちに速読にどんどん通いたい。

　Ｒさんにムリに受けてもらったのは「卒業論文執筆が迫って」いると聞いていたためです。

　細部にこだわりすぎて脇道に逸れた部分がないかをよく注意して、これからの卒論にチャレンジしてほしいです。

　上記ボヤキ節も、合格率5％という気象予報士試験をスルリと通ってしまう人。聞いている者には、むしろ心地よく聞こえますから不思議なものです



  文章演習講座と師匠Ｋさんが名づけたように、ここは演習の場です。

　慣れていくために、繰り返しExerciseしてほしいです。幸い、第80期は最高の環境のようです。多少、何かあっても本筋は決まっていますから、永く続けていってほしいです。

　卒業論文、どんな評価になったか、ぜひ教えてくださいね

　きっとＴさんのような成果をあげるはずです。　　真







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