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倍速読書訓練について・司法試験合格者インタビューより

 昨年、司法試験に最終合格したクリエイト速読スクールのスタッフ佐々木・永尾両講師へのインタビュー(2006、2、11)の一部をまずご覧ください(読みやすいように、文字を太くしたり、カッコでフォローしたりしています)

  「倍速読書訓練について」 

 永尾講師
 従来の理解の仕方のままでスピードを上げようとしてもどうしても難しいですね。思い切って理解の仕方を変える勇気を持って見ていくわけです。

 慣れるまでは多少時間はかかりますが、それほど大変なことではありません。ある程度のスピードで文章を読もうとすると、自分なりのスピードに対応した内容の取り方が身についてきます。ある決まった理解の仕方があるわけではありません。その辺の考え方を習得していくことが倍速読書、ひいてはBTRメソッドのおもしろいところになります。


 松田
 考案者の立場から一言付け加えますと、BTRメソッドの倍速読書訓練の斬新性は、ある目の動かし方、見方をすれば速く読めようになるという一面的な方法論を保留して、集中すれば(人はいつでも)現在の自分の倍くらいのスピードで読めるはずという体験的な発想に転換したところだと思います。

 初めからよく出来るひとは、読書に関しての膨大な時間の蓄積があります。そのため、何をしても出来てしまうという現実があります。そうではなく、読書に慣れていないひとも上達するシステムが必要ということです。

 そして、その発想を支えるために、やはり体験的なレベルからさまざまなトレーニングが誕生してきたという経緯があります。

 結果として、速く読むだけではない複合的なアプローチが可能なトレーニングプログラムになっています。永尾さんの考えも、この複合的なトレーニングから得られる効果が重要ということでしょうか?

 永尾講師
 ええ、そうです。何も速く読むことだけがこの訓練の目的だとは思いません。速読は、目標達成のためのひとつの手段です。

 大切なことは、すべてのトレーニングへの集中と、スピードコントロール能力の獲得、そして、メンタルタフネスの確立だと思います。それらが身についてきたからこそ、自分の場合は、試験で結果を出せたのだと思います。

  昨年最終合格を果たした永尾講師のコメントのごく一部です。特に、

 ●すべてのトレーニングへの集中

 ●スピードコントロール能力の獲得

 ●メンタルタフネスの確立

 は、BTRメソッドの考え方をある面から集約していると思います。

 

 佐々木・永尾講師へのインタビューは、現在、クリエイトに通って新司法試験や資格試験に挑戦している方には、ぜひとも熟読していただきたい内容です。

 最難関国家試験といわれる司法試験に最終合格し、かつ講師として速読の重要性をよく理解している2人の発言です。日頃の勉強法から読書の仕方まで、さまざまなヒントがあるはずです  

   

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
永尾さん (小川)
2009-05-27 00:51:50
松田さん、こんばんは。
ひさしぶりに佐々木さんと永尾さんのインタビューを読みました。司法試験には縁がない私にとっても役に立ちます。特に永尾さんの話には「こりゃスゴい」と思いました。最後のコメントなんて、松田さんの涙腺を刺激するようなものですね。
いやあ、いいものを読ませていただきました。
それではまた。
 
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