振り絞れ❗

自転車(ロード、MTB XCO)と里山登山について書いています。

180627 忘れもしない日

2018年06月27日 | 日記
6/27(水)

大きな失敗をし、多くの人に迷惑を掛けながらも、これまた多くの仲間に支えられた日

もうあれから6年も経ちますが、今でも昨日の事のように覚えている。

☆☆☆

2012年6月27日。

富士見パノラマで、仲間達と一緒に遠征し、当時のJシリーズ XCOに向けて練習していた。
普段あまり一緒に走れない面々や、地元のチームの皆さんと走れる貴重な時間で、とても充実した練習だった。

練習も後半、5時間近くに及んだライド+練習の終盤だった。これで締めだと決めていた最終周回、クロスカントリーコースの登りを終え、最後の下りに差し掛かっていた際、チームメイトに置いて行かれ、自分のペースを心掛けていたものの、こんな下り方では勝てない、と結構焦っていた。そして、コースも終盤、結構なスピードで木々の間を縫い、木々のトンネルを抜けた時、そこにあるはずの道が無かった。。。


気付いたら、空中に居た。

いつの間にか、コースを間違えていたようだ。


地面にたたきつけられるまで、取るべきアクションが取れなかった。ついさっきまで想定していた下りは、滑り台のような下りで、小さなコブが1-2個あるような道。そこをハンドルを押してフロントサスプッシュして、その反動で衝撃を和らげる準備をしていた体勢だったので、重心位置はどこだ?と考える前に、既にMTB毎 空中で前転している状態になってしまっていた。

自分の位置が分からず、受け身も取れずに、それでもスローで景色が動いていた。

為すすべもなく、地面に叩きつけられた後は、呼吸ができず、やっとの思いで呼吸ができたと思い、しばらく深呼吸して、さぁ自転車の具合を見ようと立ち上がろうと思っても、右足全体に力が入らず、立てない。目の前に右足が見えているのに、大した怪我をしているように見えないのに、その足がまったく動かない。でも激しい痛みだけは感じていた。


無理に動くと肋骨が痛み、呼吸がままならなかった。

遠くに登山客が見えたが、皆こちらに気付かず、スルーしていく。見えていても、スルーしていく人もいた。そりゃそうだ。これから楽しい登山なのに、面倒に関わりたくないだろう。

遠くに見える八ヶ岳を見ながら、どうやって助けを呼ぼうか考えていた。

その後、チームメイトのさかもっちゃんが心配して様子を見に来てくれたので、何とか助かった。


その後の詳細は昔の記事の後半にまとめていた。

フレームも、ヘルメットも、骨も粉砕したけれど、仲間のおかげで再び自転車に乗ることができました。

☆☆☆


6/27という日を迎える度に、「普通に暮らせることがなんて有難いことか」と思うようになった。

入院生活中は、手術が終わるまでベットに固定されていたので、自由にトイレに行けなかったり、
朝から晩まで、何もできずに寝るだけの日々。それでも色々な想いが巡るわけで。手術後も歩けなくなることを体験する事で、それまで気付けなかった、当たり前がどんなに有難いことか。

でも、これも失敗したから学べたことであって、こういうのもあって、決して失敗する事は悪い事だとは思わない。むしろこれがきっかけて、色々体験する事ができたおかげで、どん底からの這い上がり方、人に何を言われようと、諦めずに自分のやりたいこと、為すべきことに向き合えば、チャンスをつかむ事ができる事を学んだ事は大きい。ま、でもまだ大きなものを手にしていないので、あまり偉そうに言えませんが。。。


そして、謙虚さ、朗らかさ、素直さ を忘れずに、調子に乗っていないか今一度振り返る事ができるのも、この6/27があってこそ。



その当時の写真とか無いかな~と思って探していたら、あった。背中ポケットに入れていたが、落ちた衝撃でうまく起動しなくなったカメラ。





メモリーカードを取り出して、PCに接続しようとしたら、入らなかった。

メモリースティック。。。


後で本体を起動できたので、写真を見たら、今や有名人になって、雲の上の存在となった選手が写っていた。よくよく考えて、ここで掲載しても迷惑掛かるだけだから、やめておいた。



そんな今日も、モリモリとロードワーク。

爆風の中、約1時間のロードワーク
後半30分は、向かい風の中、かなり良い負荷で20分走ができたので、大満足☆
明日も元気にモリモリ走って、働くぞー!