シティサイクルのステンレスリムにリコールが出ました。
ブリヂストンサイクル(株)から連絡が来ていますが、提携しているヤマハやOEM先が同じミヤタにもリコールが出ています。
今やっているのはウチで販売したのじゃない自転車です。
ハンドルロック「一発二錠」の時もそうでしたが、販売した台数よりもリコールで持ち込まれる台数が多くなりそうな勢いです。
クレームは買った店にお願いしたいですが、リコールは取り扱い店ならどこでも受け付けています。
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リコール対象のリムの症状
接合部が錆びています。錆が進行するとそこから割れるみたいですね。
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タイヤを外した内部
こんなのは見たことが無いわ。
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後輪の方がはっきりと錆のラインが出ています。
近年は軽くて錆びないということでアルミリムが普及していていますが、アルミリムは軟くて変形しやすいです。
ステンレスリムの方が丈夫で高級品となります。
アルミリムは安いので価格を下げたいときに採用されます。
専門店と量販店で同じメーカーの同じ商品名(実は品番が違う)で販売している自転車なのに量販店の方が安かったりします。
売り文句は『軽くてサビない』ですが、実際は安い物をそれなりの価格で販売しているだけ……。
シティサイクルのアルミリムはスポーツ車のアルミリムとは全く別物のアルミ製品です。
スポーツ車のアルミリムの価格でシティサイクル本体が買えるくらいですからね。
閑話休題、ステンレスリムは板材から作られます。
芯になる鉄の長い板に薄いステンレスの板を重ねて密着させて、リムの断面形状にしてから丸めます。
そしてカットして接合。
今回は板からリム断面を成形して接合する部分と円形にして接合した部分から錆びて破断するようです。
ステンレスといえども種類によっては若干の錆が出ますが、鉄の地が出ないとこんなに錆びないでしょうね。
https://www.bscycle.co.jp/info/2022/10752
ブリヂストンサイクル株式会社のサイト
【無償修理】電動アシスト自転車PAS「ステンレス製リム」無償交換のお知らせ - 重要なお知らせ | ヤマハ発動機株式会社
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