内容紹介
フランス現代思想の特異点をなすピエール・クロソウスキー。
『わが隣人サド』『歓待の掟』『ロベルトは今夜』などで知られる思想家。
従来、キリスト教神学をめぐって紡がれる難解な文体と、
後半生の画業への傾注ゆえに神秘化されがちだった生涯の思索を、
言語論として読みなおし、クロソウフスキーの全体像を描く。
フランス文学の俊英による本邦初のモノグラフィー!
「大森晋輔は「伝達」と「ドラマトゥルギー」の二語を解読格子として、
シミュラクルが乱舞するクロソフスキーの世界に奥深くわけいる。
その着想は大胆であり、その読みは繊細である。
われわれは本書が放つ独自の透明な光に導かれるままに、
彼の思想のみならず、タブロー、翻訳の意味について
新たな見通しを得ることになるだろう。」
(千葉文夫)
登録情報
単行本: 500ページ
出版社: 左右社 (2014/9/25)
言語: 日本語
ISBN-10: 486528107X
ISBN-13: 978-4865281071
発売日: 2014/9/25
7560円