“子ども”を取り巻く諸問題

育児・親子・家族・発達障害・・・気になる情報を書き留めました(本棚4)。

手を握り、目を見て話すと・・・

2017年06月19日 07時51分42秒 | 子どもの心の問題
 最近、この言葉を3つの場面で耳にしました。
 偶然の一致?
 それとも、人間の本質に関わること?

1.ユマニチュード
 欧米発の認知症に対する介護法として注目されているユマニチュード
 認知症患者に対して、手を握り目を見て話しかけると反応が全然違う、目を見張るほどよくなる・・・マジック!?。

2.冷めた夫婦の会話対策
 NHKスペシャル「ニッポンの家族が非常事態!?2▽妻が夫にキレる本当のワケ」で出てきました。
 体を離して目をそらして話す夫婦に、お互い向き合って手を握って目を合わせて話すように仕向けるだけで、オキシトシンの分泌量が増え、和やかな雰囲気に・・・。

3.子どもへのしつけ
 「それは叱ることではありません」(柴田愛子著、PHP出版)を読んでいたら、次の一節が目にとまりました;
「電車の中で騒ぐのを止めさせたい、スーパーやお店の商品をベタベタ触るのを止めさせたいお母さん、3歳前後でしたら電車に乗る前やお店に入る前に、腰を下ろして子どもと視線を合わせ、両手を握って迫力を持って子どもにしっかりとそのことを伝えましょう」

 ポイントは「スキンシップによるオキシトシン分泌」のようです。
 本来は母乳分泌に関わるホルモンと医学生時代に勉強しましたが、現在は夫婦間の愛情の元ともされるようになりました。さらにユマニチュードの解説に「具体的には肌に触れられることで、触覚が刺激を受け、オキシトシンが血液中にも分泌されます」との文言もあり、なるほどと頷いた次第です。