生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2019年09月24日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
親密性は美しい、というお話です。欧米での心理療法の試験で落第点をつけられる難しい問題の一つが<何故、親密になるのを恐れるのか、その理由を述べよ>です。欧米の人の挨拶は日本人から見れば信じられないほど親密な表現をしています。しかし試験ではこの質問で落第するのは欧米人で、東洋人の方が合格率が高いのです。健康な人はどの文化圏でもいつも開放的で瞬時に他者と自由な関係が持てます。親密性にこだわる訳でもなく、健康的な親密性を自由に深めたり避けたりしつつ心の緊張もなく人生を楽しんでいます。幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)を心から味わえる前提がこの親密性です。愛の世界を実現する最高の親密性を深く思索してみましょう。この親密性を深く研究していきますと、神仏の慈愛を感じやすくなるので、宗教心理学では、この課題を大事にしています。日常での周囲の人々の愛を深く感じる人ほど、健全な神仏の愛を体感できるそうです。
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