生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年12月13日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
どんなコミュニテイにも自分で考える事が嫌いな人がいます。考えるのが面倒なので、ほどほどに考えておいて、後は人の言う事に従っていたほうが楽だ、と考えているようです。しかし、その傾向を非難されると怒り出しますが、それは当然でしょう。どんな人にも自分というプライドがあり、そのプライドがどの程度のものであっても、他者に指摘されれば不愉快なものです。こうして会社でも官庁でも、どこの集団でもリーダーが何となく決まっていきます。いつもリーダーに従う人生は人により、その満足度は違うでしょうが、どんな場合でも人に従うと、その人生は何となく惨めで、小さく、暗くなる傾向があるようです。どんな小さなコミュニティでも、自発性を発揮できる環境を一つでもいいですので、構築しておいたほうが人生が楽しくなります。さて大事な自分の人生でもっと幸福になりたい、と願えば、この自発性の領域を大事にしていかないと、幸福にはなれません。自分で決めた事は、どんなに辛くてもやりがいがあり、生き甲斐を感じるものです。大きな事から小さな事まで、自分で考え、行動し、自己実現への道を意識化しておくと、日々のストレス(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ)が相当量、半減していきます。自分らしい思考、感情、行動を大事にしたいものです。自分は自分、私は私、と居直り、アイデンティティの統合を図ると、その現実吟味力も確実なものとなります。「自発性が幸福に直結している」と言うエリクソンの思想は心理療法で大変役立ちました。自分で考え、行動し、その成果を楽しむ人生は悔いがありません。不足している部分は人の知恵を借りながら共存共栄の人生を歩みたいものです。
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