2Bえんぴつ

DIYアドバイザー ホームセンター勤務20年
DIY埼玉の活動ブログ もの作りも大好き!

遮光ネット

2019年08月20日 23時06分40秒 | ペット・園芸 屋外

猛暑が続く時期 植物を育てるのに必要とされる遮光ネットです
遮光ネットには 必ず遮光率のパーセントが表示されております

過度な光を避けますが 植物に対しては完全に光を遮ると
光合成ができません 遮光率に対しては様々な商品が有り
90% 75% 70% 60% 50% 40%など 大きさも 色も多種です

遮光ネットには熱がこもる事を防ぐ為に スリット状のすき間が有り
蒸気や熱が逃がせる構造になっている物が多いです

ハウスなどに使われている農業用商品は白の系統が多く好まれます

これは白色は、可視光線と赤外線を反射するので、温度上昇を防ぐ効果が
高いとされているからです
遮光性は黒やシルバーよりは低いですが、ハウス内を明るく保つことが
できるため、作業性が向上します
温度上昇も軽減することができるので、トマトやほうれん草など
太陽光によって色づきや味が影響する野菜、花卉(かき)まで幅広く使えます

遮光性はネットの色によっても違いがあり 黒 シルバー 白の順番で
遮光性が並びます

遮熱性はネットの色により 白 シルバー 黒の順番となります

次に汚れの目立ちにくさですが こちらは 黒 シルバー 白の順番となります

黒と白の 中間の性能が シルバー色の商品となります

ホームセンターで切り売りで売られている商品は 黒色が多いです
大きなホームセンターや農業用品の品揃えが多いホームセンターには
50M巻きの商品の取り扱いもございます

遮光率の違いは 栽培する植物によりお選びください
植物には強い光を好むもの(好光性)

半日陰のような弱い日差しを好む(嫌光性)
のものがあります。

半日陰や日陰を好む植物を育てる際、周りに光を遮るものが何もなく
長時間直射日光に晒される環境に置いておくと、植物自体が弱ってしまいます
そんなときに遮光ネットを利用すると、嫌光性植物の育ちやすい環境が作れるの

嫌光性植物の代表として キノコ類が上げられます 椎茸などは日陰の方が
適している作物です

野菜や花などでは高遮光率のネットを使用すると、作物がひょろひょろ育ってしまう
(徒長)など、 健全に育たない場合があるので遮光率はお選びください

一般的な家庭菜園や野菜では 遮光率50パーセント前後のネットが適していると
言われておりますが 育てる植物によりお選び下さい

遮光ネットにはその他  地面の温度を適切にする効果もあり かん水作業の省力に
つながるだけでなく、作物の葉面温度の上昇を抑え、直射日光によって植物の葉が
日焼けしてしまう「葉焼け」も防ぐことも出来ます

種まきの時期には「発芽適温」を保つ効果もあり(一般的には15~25℃ぐらい)
真夏時など、それ以上に気温が上がってしまう時期には遮光ネットを利用します

種まきしたポットや畝に遮光ネットを張っておくと、発芽適温に保て発芽が安定します

遮光ネットを留めるのには ハウスの支柱を利用して取付ける パッカー
マイカ線(バンド線)でハウスに固定する方法があります

   

遮光ネットは幅が2M と広いので日除けとして使われる方もいらっしゃいます
すだれ や よしず ルーバー ターフの代用としてですね

カーポートの屋根やベランダに掛けて日除け 目隠しの代わりとしても使われ
安いし軽いし 最近ではシルバーなどもあるので選択肢が増えた結果ですね

柔らかく軽いので固定にはヒモや風対策としては重しを使われたりします

簡単に自分で出来るDIY ホームセンターの園芸用品売り場の商品でした


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