ダイワコーポレイション株式会社(リサイクルショップ ハローズ/家具のダイワ)社長のひとりごと

仕事の事、趣味の事、子供の事etc昭和40年生まれのおやじのブログ

家具のシャルドネ

2017-11-28 07:57:36 | 家具
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ご存知の方も多いと思いますが、シャルドネという家具ブランドがありました。今から20年ほど前。家具、特に婚礼タンスが売れなくなった時代に、自然塗料を使用し、無垢の素材に拘り、おしゃれなデザインで、寝室からリビング、ダイニングとトータルにコーディネイトしたブランドです。閉塞的だった家具業界に、一大旋風を巻き起こした髙井社長は風雲児、時代の寵児とも言われていました。

その後、そのブランドを真似て、トータル家具を作るメーカーもあり、自然塗料の家具を作るメーカーもありましたが、シャルドネは女性ファッション誌に広告をだしたり、イメージ戦略とブランディングに成功し、また何より顧客の気をひいたのが、そのデザイン性だと思います。そして外注家具メーカーは倒産しても、リスクの少ないシャルドネ本部がそのデザイン、図面を保持しているので、別のメーカーさんに発注できる。つまり、そのデザインは永遠であり、子供が産まれた時にシャルドネの整理タンスを購入。その子供が成人して結婚する時は、産まれた時に購入した整理たんすに合わせてワードローブを制作する事ができ、更にマイホームを購入する時は、同じデザインのキッチン家具やリビング家具も揃える事ができるというのも、大きなセールスポイントでした。

これには私も飛びつきました。業界誌に掲載されると、伝手を探って岐阜に飛んで行った記憶があります。その時はアメリカンカントリーとシンプルモダン、フレンチカントリーの3シリーズを展開する事にし、店にも導入しました。それから1年もすると、シャルドネ人気に火がついて、契約条件をいろいろと変更され、更には店舗の商品構成をシャルドネ1本にする事と言われ、さすがにそれは出来ないと撤退する事になりました。

先ごろ、そのシャルドネ(現デコール)さんが倒産したそうです。倒産リスクが少なく、その図面を保持して、永遠に同デザインの家具を作り続けるといううたい文句でしたが、、、フランチャイズ店は今後も継続して営業するそうですが、大丈夫なのでしょうか?

シャルドネの家具も売れなくなってきたところに、シャルドネホームというハウジング部門や、シャルドネマンションというマンション開発も失敗したという事が倒産の理由の様です。高品質な家具に愛着を持って、永年使い続けるというスタイルには好感が持てたのですが、やはり高額な家具はそんなには売れない時代というのが1番の理由かもしれません。

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