家具の合理化

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以前、家具屋の花形商品であった婚礼タンスが売れなくなったお話をしましたが、近年は学習デスクも売れなくなりました。売れなくなったばかりか、使わなくなって邪魔だから、買取りしてほしい商品のワースト１商品でもあります(苦笑)。

小学校1年生から学習デスクに向かって勉強はしないという事が大きな理由です。小学校の低学年はリビングやダイニングの親の目の届く場所で宿題をやる様です。高学年になれば、さすがに部屋で1人で勉強はしますが、その頃にホームセンターで売っている簡単なデスクか、大人向けのシンプルなデスクを購入する様です。ウチの場合は小学校入学の時に、コクヨの大人っぽいデスクを買ったので、それを使い続ける事ができました。

家具屋で扱う商品としては雛人形も不要になった商品です。これも頻繁にリユースできないか？という相談がありますが、まぁ売れません。雛人形や五月人形は祖父母や両親の想いがこもったモノですし、やはり大きくて邪魔であるというのが1番の理由です。7段飾りを毎年出したり、仕舞ったりという時間的な余裕も、スペース的な余裕もない様です。

ドレッサー(鏡台)も売れなくなりました。ウチにも寝室にドレッサーがありましたが、今は洗面所のシャンプードレッサーに向かって化粧したり、落したり、もっと簡単にコスメボックスと手鏡を使って、リビングで化粧する事が多いかもしれません。

電話台も売れなくなりました。理由はもちろん携帯＆スマホで家電の無い家庭が増えている事。我が家でも家電も小型なので、フロアにチョンと置いてあります。昔はファックス兼用電話で大きく、電話帳も収納して置く電話台が必需品でした。

サイドボードも売れません。昔はリビングにテレビ台とは別にサイドボードなる物を置いていました。コーヒーカップやアルコール類、置物や書籍といろんなものが入っています。我が家のサイドボードにはウィスキーやアルバムが入っていました。サイドボードやキャビネットと言われる収納家具は、使い勝手は良いと思うのですが、デザインがイマイチな商品が多いです。

サイドボードは洋室で、和室には和茶棚を置きます。用途はサイドボードと同じで、他の人に見せる為に飾る物を入れたり、生活必需品を仕舞っておいたりします。もちろん和室が無くなっているのと、インテリアの簡素化によって売れない家具です。

ラタン(籐)の家具も売れなくなりました。20～30年前は、夏になるとラタンの座卓、ラタンのソファー、ラタンの衝立、カーペットに置き換える方もいましたが、やはりそんな余裕は無くなってきました。またラタン家具はリゾート感もあり、エレガントでおしゃれな家具というイメージもありました。私もラタンの家具を使っていた時期もありましたが、ラタンの細かな編目に埃が入りやすく、手入れが面倒でした。

もう家具専門店で売れる商品はベッドとソファーとダイニングセットくらいしか無い様な気がします(涙)。

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