
「初物尽くし」
大谷がナ・リーグの最優秀選手(MVP)を受賞しましたね。当然の受賞なのですが、
大谷が指名打者(DH)だけで守備に就いたことがないからと、メッツのリンドーアを
推すへそ曲がりな輩もいたようですが、満票での受賞が示すように、その驚異的とも
云える様々な記録には文句の付けようがない筈。(巻末を参考)
DHでのMVP受賞が史上初ならば、二年連続での満票も初(3度のMVPがすべて満
票というのも初)、リーグを跨いでの連続受賞も初。おまけに二冠(本塁打と打点)王
だし、三冠王まであと一歩(打率は2位)だった。
投手で途中交代してもDHで出場し続けることができるようにルールを変えた大谷
ですからね。これで指名打者だけの選手や投手だけの選手にもレールを敷いてあげ
たことになる。
ア・リーグ、ナ・リーグの両リーグで受賞するのは1961年レッズと1966年オリオー
ルズで受賞したフランク・ロビンソン以来2人目。
3度のMVP受賞者はエンジェルスでの同僚であったトラウトを含めて12人で、2位
タイなのですが、1位はバリー・ボンズの7度ですから大谷に新たな目標ができた。
35歳までが全盛期だと思えますので、記録を塗り替えることも十分考えられる。
なによりも50-50(本塁打数と盗塁数。最終的には54-59。59盗塁は2位)を達成した
最初の選手となったこと。へそ曲がりは、この異能の偉業達成にも目を向けるべきだ。
当分(それも結構長い期間)ボッチクラブとなる金色堂ですからね。
大谷自身にとっては、エンジェルス時代に熱望していた、ポストシーズンに進出し、
ワールドチャンピョンとなることが(チームの一員としての)目標だったと思うので
すが、それを移籍したその年に実現することが出来た。
上述したように35歳までは八面六臂の活躍が期待できそうなので、5連覇以上が望める
かも知れませんね。(これまでヤンキースの5連覇<1949~1953年>がある。)
三冠王、サイ・ヤング賞も含めて、これからも初物を沢山生み出してね。ヽ(^o^)丿
参考1)
大谷がナ・リーグで1位,2位となったのは、
・打席 731(1)
・出塁率 0.390(1)
・安打 197(2)
・打率 0.310(2)
・長打率 0.646(1)
・本塁打 54(1)
・長打 99(1)
・打点 130(1)
・塁打 411(1)
・得点 134(1)
・四球 81(2)
・盗塁 59(2)
・OPS 1.036(1)
・敬遠 10(2)
・ISO 0.336(1)※ISO(Isolated Power)は、打者の長打力を測るための指標
・本塁打率 11.78(1)
参考2)
大谷が獲得した主な表彰とタイトル
・週間MVP4回
・月間MVP1回
・本塁打王
・打点王
・スポーツメディア「スポーティング・ニュース」の年間最優秀選手※ジャッジを退けて受賞
・選手会ナ・リーグ最優秀野手
・正力松太郎賞特別賞
・シルバースラッガー賞(DH)
・エドガー・マルティネス賞※最も活躍した指名打者(DH)に贈られる
・ハンク・アーロン賞※卓越した打者をファン投票などで選出する
・ALL MLBファーストチーム(DH)
・ナ・リーグMVP
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